ぶつかり合いから得るもの!

ぶつかり合いから得るもの!

 

共研公園のイチョウも色づいてきました。立冬が過ぎ寒さを感じるようになり冬が一歩一歩近づいてきていますね。

 

ある日の活動終了後…

「けんかしないで仲良く見てね。」「一緒に見れば?」と提案しているCちゃんとD君。絵本の取り合いをしていた4歳のA君と5歳のB君の様子を見て発した言葉でした。

 

その出来事とは。

活動終了後の絵本タイムに起きました。それぞれ好きな絵本を見ていたのですが、ある絵本が2人の目に留まりました!

 

「僕が見るんだよ!」「〇くんが!見るの!」「僕!」「〇くん!」と、お互い譲りません。絵本を縦にしたり、横にしたり引っ張り合いが始まりました。

表情も対戦モード。どちらも〝絶対に譲らない!〞といった雰囲気です☹

 

さぁ、ここは職員の出番。2人の話を聞いて「喧嘩しないで二人で仲良く見ようね」「喧嘩しないの、ごめんなさいは…」・・・・

 

 

なんてことは言いません!

もちろん、手が出たらいつでも止める事の出来る距離で、安全に気を付けながら見守ります。

 

何故かというと…

子どもはこのようなぶつかり合いを通して、

自分の思いを表したり、相手の気持ちに気づく、考えるチャンス

になるからです。

 

ぶつかり合いをする中で、お友だちが怒った、言われて嫌だったなど、相手の気持ちを感じ取る事ができます。

そして自分はどうすればいいのか考え始めます。

そのような経験を繰り返しすることで自分の気持ちを調整し、気持ちに折り合いをつけながら人との関わり方を学んでいくのです。

 

そのぶつかり合いの様子を見ていた4歳のお友だちが思わず発した言葉が

けんかしないで仲良くみてね。」「一緒に見れば?

でした。

今まではお友だちがぶつかり合いをしていても、ただ見ているだけだったのですが、お友だちの様子を見てどうすればいいのかを提案し、自分の体験を通して相手の立場に立って発言できるようになったのだなと思い成長を感じました。

 

ちなみに何の絵本だったのかというと…

『おべんとうなあに』です。

どのようなお話か、それは。

〝きょうはみんなでピクニック。ぞう、きつね、うさぎ、ねこ4匹ででかけます。ひと遊びした後は、たのしいお弁当🍙 さっそくみんなでお弁当を見せ合います。ところが、

あれれっ?ぞうさくんのお弁当がないよ!?みんなで探します。するとなんだ! 意外なところにありました。〞

ページをめくると、楽しいお弁当が次々とあらわれる仕掛け絵本になっています。

ぞうくんのお弁当の中身は… ともだちべんとう!

見せ合ったあとは、みんなで分け合いながら、〝いただきま~す〞

というお話しです。

 

さて、A君とB君どうしたかというと…

しばらくは一緒に見ていました。しかし今回はお互い〝一人で見たい!〞という気持ちが強く、気持ちに折り合いをつけ一緒に見続ける事はできませんでした😅

その後、4歳のA君は職員の読み聞かせに興味が移り、5歳のB君は『おべんとうなに』の絵本を見ていました。

 

今回はこのような結果になりましたが、ぶつかり合いの様子を見て、どうすればいいのかを考えて提案する事のできたCちゃんとD君。

お互い『見たい!』と自分の気持ちをぶつけ合ったA君、B君。

どんなに、主張しても自分の思いが通らない事もある学んだり

お友だちも『同じ絵本が見たいのだな』と気が付くきっかけになった、大切な学び、経験になりなした。

 

このような経験を繰り返し、同じような場面があった時に自分の気持ちに折り合いをつけたり、友だちとの関わり方少しづつ学んで成長していくことでしょう。

 

 

次の機会には「おべんとうなに?」の絵本のようにできるかな?

またブログで報告しますね!

 

 

まふぃん上之園

 

寺田