お知らせ

2025.01.15

ブログまふぃん(上之園)

訪問支援と日頃の支援

まふぃんでは、「保育所等訪問支援」という事業も行なっています。まふぃんに来ている子ども達が通っている園や小学校、児童クラブに訪問し、最近の様子や子どもへの支援方法、次の目標について先生方と話し合ったり、直接子どもへの支援にあたったりとしています。訪問支援に限らず、普段から送迎の際や電話などのやり取りを通じて連携に努めています。

12月、連携を図っていて良かった!と思う出来事がありました。

 

好きなのに暗い顔…

1月の中頃に、放課後等デイサービスの土曜日利用の子ども達とナガヤタワーの住人のみなさんで餅つき会を行う予定です。餅つき会に向けて、練習をしたり話し合いをしたり…少しずつ準備を進めています。

いつもなら、イベントごとには意欲的な子が、1回目の話し合いで暗い顔をしていました。理由を聞いても首を振って、黙り込んでいます。しまいには、その場から離れようとする姿も見られました。

実は、この子は…いつもは活発なのですが、気持ちが乱れている時に、なかなか自分の気持ちを言葉で伝えられないことがあります。そんなに落ち込むなんて、よっぽど理由があるんだねと気持ちに寄り添い、理由を聞いていくと…頷いたり首を振ったりすることで、少しずつ気持ちを表現していました。

どうやら、仲の良い友達と一緒のチームになりたかったようでしたが、餅つき会事態への意欲はある様子でした。餅つき会に参加するために、どう振る舞うのが良いのか提案すると、その日は残念そうな雰囲気もありつつ、それ以降はその場から離れたり俯き続けたりすることはなく過ごしました。

色々と考えるようになっている年齢だからこそ、気持ちに寄り添いつつ、どうしたら良いのか一緒に考える機会も大切にしています。

 

 

児童クラブへの訪問…

ちょうどこの時期、児童クラブで気持ちの落ち込みの表現が激しくなっていると送迎の際に話を聞いていました。そこで、児童クラブへ訪問することにしました。

児童クラブの先生とお話しするうちに、「怒らないよ」等のして欲しくないことを言うのではなく、どうしていったらいいのか一緒に考えたり、頑張っている時に認めたりすることが大切だと支援方法を統一することができました。

子どもが過ごす色んな場所で、同じ視点で関わることができると、子どもの変化が早くなることと思います。

 

また、児童クラブで餅つきを行い意欲的に参加したり、特定の子だけではなく色んな子と関わって過ごしたりすることが出来ているという現状も知ることが出来ました。

 

1月に入ってから…

冬休み明け、餅つきの練習を早速行いました。

職員の打ち合わせの段階で、前回落ち込んでいた子に対しての対応を話し合いました。そもそも仲の良いお友達と同じチームにしなかったのには、理由があります。お互いを頼り切ってしまって、自分の意見を言わなくなってしまうことがあり、それぞれ自分の力で頑張れるようになってほしいという目的がありました。

そこで、児童クラブから聞いた様子をもとに、意欲が出るような声かけを行うことにしました。きっと、仲良しのお友達と違うチームでも頑張れるはず!

この日は、違うチームだということを受け止めて、最後まで意欲的に参加することが出来ました。自分から、「こうしたらどうかな?」とアイディアを出す時もありました。餅つき会を非常に楽しみにしている様子が伝わってくる姿でした。

 

2回目の練習でも、「前回頑張ったんだってね!今日もよろしくね!」と職員から声をかけられ大張り切り!

年下の子に声をかけコツを伝授しつつ、食べる人のことを考えた食べやすい餅を作っていました。

餅つき会まであと少し。当日も、自分のチームで頑張る姿が見られるはずです。

 

子どもたちは、自分で成長する力を持っています。その成長を支える大人が、周囲にたくさんいると良いな、と思います。

今後も関係機関や保護者の皆様と連携を図り、子どもたちの成長を支える輪を作っていきます。

 

櫻田

お問い合わせ

児童発達支援事業所まふぃんのウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。 当施設に関するお問い合わせは、お電話にて受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

まふぃん(上之園町)

TEL 099-250-9361

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

まふぃん錦ヶ丘(吉野町)

TEL 099-210-7840

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

塔ノ原福祉会の採用・求人情報
私たちと一緒に楽しく真剣に働きませんか?採用情報はこちら