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2023.07.21

ブログまふぃん(上之園)

蹴って蹴って!

まふぃんには、長時間座っている事が苦手なお子さんがいます。

様々な要因がありますが、そのひとつとして体幹が上手く使えていないことも要因のひとつです。

生活の中で必要な体幹を鍛えると、落ち着いて座ることができるようになり、将来的には集中して授業やお仕事ができるようになっていきます。

そこで、まふぃんでは「根っこの動き」を運動遊びを通して取り入れています。

「根っこの動き」とは赤ちゃんが立つまでの過程である寝返り・腹這い・四つ這い・高這いのことです。

子ども達の普段の「根っこの動き」の様子を見ていて「上手く足を使えていないな?」「片足だけ浮いているな」等、足で蹴る動きが不器用なお子さんが多い事に気付きました。

今回のブログでは、子ども達が足を上手に使うことをねらいにした活動の様子をご紹介します!

 

足を使うために用いたものとは…?

スライダーです!(板に小さな車輪がついた乗り物)

 

スライダーにお腹を乗せると、自然と腹這いの体勢になります。

足を交互に使って進んでほしかったのですが、片足だけや蹴伸び、腕の力だけで進んでいく姿がありました。

そこで、スライダーにジュニアシートを乗せることにしました!

「なに!?それ乗っけるの~?」

と、面白がって興味津々な反応が!

ジュニアシートの手すりの部分を手で持ち、足だけで蹴って進んでもらいました。

これが思ったよりも難しいんです。思ったように進まない!!

「どうやったら進むんだ?」と試行錯誤し、体の動かし方を学んでいました。

”足を動かしたら進む”というのを感覚で掴むと…使えていなかった足をどんどん使えるようになっているではありませんか!

両足を上手く使う経験が、道具一つ足すだけでできました。

 

このように、体の使い方に偏りがある場合は、足を使うような道具や環境を作り、実際に動かす事で動かし方に変化が生まれていきます。

 

【体の発達だけではなく…心の成長も!】

今回、2人同時にレースを行い、勝ち負けの場面を作ることで感情のコントロールが苦手なお子さんも負けた悔しさを我慢したり、悔しい気持ちに折り合いを付けたりする機会を作りました。

負けた悔しさから泣いてしまう子もいます。

しかし、泣いていては参加ができません。やりたいからこそ、悔しい気持ちをぐっと我慢して気持ちを切り替えています。

感情のコントロールが苦手なお子さんの悔しい気持ちを十分に受け止め、子ども自身が気持ちの切り替えが出来るようになること、職員の手助けがなくても、感情のコントロールできるようになることを目指しています。

今回も、負けて涙を流す子が、もう一回リベンジしてやる!と気持ちを切り替えて、涙を拭いて再挑戦する事ができました。

そんな子ども達の頑張りをこれからも見守って支援していきたいと思います。

 

 

まふぃん 松野

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