お知らせ

2023.03.17

ブログまふぃん錦ヶ丘

発達のねらいと学習のねらい(錦ヶ丘)

まふぃんでは、運動遊び、構成遊び、感触遊びなど様々な活動を行っています。ブログでも活動についてお伝えすることがありますが、その際活動の「ねらい」も一緒に出てくると思います。

まふぃんでは、ねらいの無い活動は存在しません。それは、私達職員がねらいを元に活動を組み立てているからです。

 

ねらいって?

まふぃんでは子供たちに身につけて欲しい力や、行動の変化の為に引き出したい姿のことなどをねらいと呼び、学習面と発達面、それぞれのねらいを立てて活動に臨んでいます。

 

学習のねらい

・友達と場所の共有ができる。

・順番を待つことができる。

・勝負事で気持ちのコントロールができる。

など、周囲との関わりの中で身につけてほしい力のことを学習のねらいとよんでいます。

 

例えば、友達との遊びで負けてしまうと、悲しい気持ちを抑えられなり大声で泣いたり暴れたりしてしまい、なかなか気持ちを切り替えられない。

気持ちが崩れないように、勝負事や苦手なことから遠ざけていれば楽しく過ごすことはできます。しかし、まふぃんでは悔しい気持ちも感じながら、自分で気持ちを切り替えられるようになっててほしい為、敢えて気持ちが崩れるような場面もたくさん経験できるようにしています。

負けて、悲しい気持ちが止められず、大きな声で泣いてしまう時には、職員に気持ちを十分に受容してもらい落ち着いて戻ってくることができる。というねらいをたてたり。

落ち着けるまでの時間が短くなってきたら、職員の声掛けで気持ちを落ち着けて、次の勝負をその場で待つことができるようになる。など、子どもの姿に合わせて、ねらいも少しずつステップアップしていきます。

学校で、悲しくなった時や悔しくなった時、教室から飛び出してしまったりすると本人も危険ですし、周囲も困ってしまいます。

気持ちを落ち着けて、次の行動に移れたり、落ち着いて友達や先生に自分の気持ちを伝える等、自分の気持ちが崩れた時の対応方法を身に付けてほしいと思います。

 

発達のねらい

・指示の違いに気付く

・手足を伸ばして取り組む

・多様な感触に慣れる

などの、活動に取り組む中で促したい発達面でのねらいです。

汚れるのが嫌だから、絵の具で遊ぶのはやりたくない…

周りをよく見ずに走ってしまい、怪我をしてしまう…

そんな子ども達に、苦手に感じている事も、受け入れられる事を増やしてほしい。体の動かし方も沢山経験して、怪我なく安全に遊ぶことができるようになってほしい。活動の中でも「ちょっとやってみようかな?」と思い、参加できるような工夫をしています。

 

運動遊びでは子ども達の動きのアセスメントを行い、子ども達の苦手を把握してより具体的な発達面のねらいを立て、活動に繋げています。

いろんな身体の使い方

また、作業療法士のアドバイスを受け、発達のねらいと活動を見直す機会も設けています。

ねらいと活動を考える

『園や学校で一斉指示を聞いて動けるようになってほしい。』

『感触にとらわれ過ぎずに過ごせるようになってほしい。』

『部屋や教室から出なくても最後まで授業や活動に参加できるようになってほしい』

大きな集団の中でも、自分が困らずに過ごすためにはどんな力が必要なのか、子ども達のこんな風になったらいいなの姿を想像しながら、こんな力を付けてほしい…と職員同士で活動毎に打合せや振り返りを行い、検討する日々です。

今後も毎日の活動の中で、子ども達が頑張った!悔しい!等の感情を沢山感じながら、発達・学習のねらいを一歩一歩達成する姿を支えていきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田

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