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2023.05.17
ブログ
整理整頓ですっきり!
真新しい制服、ピカピカのランドセル、新品の文房具。「大事に使ってほしい」という気持ちを込めて準備した年度初め。
子どもたちもはじめは大切に使おうと思っていたはず…ところが、失くしてしまったり、扱い方が乱暴になったり。片づけや整理整頓で悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。
実は私自身、整理整頓が苦手です。新調した眼鏡をぽんとどこかに置いて見つからない、買い物に出かけて財布を忘れてしまった、などなど忘れ物のエピソードは尽きません。
こんな時思うのです。
小さい頃から自分でしっかりと物の管理ができるようになっていたらなぁ…と!
自分の持ち物を自分で管理できるようになる力は、自立して生きるためにとても大切な習慣です。そこで今回は、整理整頓に向けての取り組みをご紹介します。
【登園後の後始末】
まふぃんでは物を置く個人専用の棚はありません。
自分指定の場所がなくても、他の人のことを考えて整理整頓ができるようになってほしいと考えているからです。
登園すると空いている棚に自分の荷物を入れます。
しかし…
あれれ…
今にも落ちそうなかばんや水筒が。
本活動が始まる前に、子ども達にどう思うか聞いてみました。
「このかばん棚、どう?」
「……」
「きれいにしよう!」
1人の子どもが発言したことをきっかけに、みんなで整理整頓タイムを設けました。
すっきり整頓されたかばん棚を見て、こんなふうに片付ければいいんだな、と確認しました。
少し手をかけるだけでこんなに違うんですね。
この少しの手間を惜しまず、きれいに整頓する習慣をつけられるように支援しています。
【学習の場面】
また、ある日の事。教科書やノートを広げて熱心に宿題をしているA君の所に、B君、C君がやってきました。机は一台のみ出していました。
「勉強する場所がない」とつぶやいたB君の声を聞いて、A君は…広げていた教科書を移動し空間を作ってくれました。
あえて狭い場所で学習する環境を作ることを通して、必要なもの以外は机の上に物を置かないことや友達がきたら場所を譲り合うことができるようになるのですね。
シンプルな環境のもと宿題に集中して取り組んでいました。
【使う事と後始末はセット】
感触遊び、積み木遊びなどたくさんのものを出して活動する時も、後始末までが活動です。
物がたくさんある時と、スッキリきれいになった時の違いを視覚的に感じてほしいからです。
使うことと後始末はセット。
「使ったら元にもどす」を合言葉に子ども達の行動の変化を促していきたいと思います。
このように、整理整頓をする場面はいたるところにあります。それらを見逃さずに支援すると同時に、大人の配慮として大切にしている事があります。
それは、整理整頓ができないで困っているお子さんの背景を話し合うことです。
整頓の方法を知らないのかも?
経験不足かな?
次のことが早くしたくて適当にしてしまうのかな?
せっかちなのかな?
等、お子さんの様子を観察しどんな支援方法があるか考えています。
大人になった時に、自分が困らずに生活出来るように、整理整頓を身に付けてほしい!そのために、丁寧な声掛けや見守り、出来た時にしっかりと認めることを継続していきたいと思います。
筆箱の中、どうなっているのかな?
靴の後始末はどうかな?
小さなことの積み重ねが大事な習慣を作ります。
こんな私も3個目の眼鏡を失くさないように、メガネはメガネケースに片づけるようにします! 大人になってからも習慣は変えられると信じて、整理整頓を子どもたちと一緒に取り組んでいきたいと思います。
まふぃん 末吉
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