まふぃんには様々な課題を抱えたお子様がやってきます。その課題を「個性」と捉えると、確かにそうかもしれませんが、子どもたちが生活する場ではたくさんのお友達も一緒に生活をします。保育園のようにたくさんのお友達が一緒に生活をしていくためには、その場所のルールや環境にあわせて生活をしなければなりませんね。個性を活かしつつ、周りの環境にあわせながら生活していくためにも、体験的な学びを通して支援しています。そんなまふぃんの支援についてお話をしたいと思います。

課題を明確にする

子どもたちの支援をしていくために子どもの課題を明確にしなければなりません。

どこに困りごとがあるのか？どこでつまずいているのか？を活動を通して観察します。

また、保護者との面談、通っている園の先生方との情報交換を積極的に行っています。

行動の変化を促す支援

園の先生の話を聞くと、順番が待てない、我慢ができない、部屋から飛び出す等子どもの困った行動は様々です。

まふぃんでは「遊び」の中に仕掛けを準備し、行動を変化させていきます。

例えば、「順番が待てない」子どもに対しては、順番を待ってでもやりたい活動を提示することで、座って待てるようになります。仕掛けを工夫することや、大人の対応を変えるだけでも、子どもの行動変化を促すことができます。私もまふぃんに勤めてから何度も目にする光景です。

できたこと+認めることはセット

順番を待っていたら、楽しいことができた！こうしたらいいんだ！と子どもは成功体験から学びます。また、「順番待てていたね！」とできたこと、行動を具体的に認めることで、子どもの行動はさらによくなっていきます。できることが当然！ではなく、「できたこと+ちゃんと認める」ことをセットに支援を行います。

一人ひとりの課題に着目し、子どもたちの今と少し先の未来が楽しいものであるように想像しながら、今後もスタッフ一丸となって支援に取り組んでいきたいと思います。

まふぃん　施設長　    伊集院