お知らせ

2023.09.30

ブログまふぃん錦ヶ丘

身近な地域を知るために(錦ヶ丘)

今年度、放課後等デイサービスの子ども達で取り組んでいる「博士になろう!プロジェクト」

その中の一つ、【吉野博士】もインターネットや直接現場に行って確認しながら徐々に発展を見せています。

 

吉野博士とは?

博士プロジェクトは、自分達が気になることへの興味や関心を高め、自ら考えて実行する力、周囲の人との協力や伝え合う力などを伸ばしていくことが大きな目的になっています。

【吉野博士】では、

・普段、何気なく生活している“吉野”ってどんな所?

・今と昔で違うことは?

・自分達が関わったり参加したりできることって何がある?

など、吉野の施設や歴史への関心をきっかけにして、自分が住んでいる地域への興味を広げながら地域の中で育つ自分というのも感じてもらえたら、と思っています。

 

事前に子ども達がウェブマップを作成し、「吉野といえば?」をテーマに気になることをどんどん挙げていくことにしました。

普段よく関わっている認定こども園錦ヶ丘・錦ヶ丘プラス、こども食堂でお世話になっている吉野寺のことなど、たくさんの意見が出ましたが、子ども達の目に止まったのは

『大石兵六夢物語』

昔、吉野地域で悪さをする狐を捕まえようと大石兵六という若者が活躍したこの物語。皆さん、ご存じでしょうか?

 

吉野地域では、ウォークラリーや吉野兵六ゆめまつりなどの催し物を通して親しまれている物語ですが、子ども達は「聞いたことはあるけど、詳しくは知らない」といった感じでした。

しかし、

「学校で教えてもらったことがある」

「家の近くで看板を見た!」

という意見が多く挙がり、『大石兵六夢物語』を調べることに決定しました。

 

看板があるらしい?

インターネットで調べると、物語を紹介する看板があること、数も複数あることが分かりました。

なんと、その数13か所!

 

看板はどこにあるか知っているか聞いてみると「近くの御所覧公園にあるよ」と言う子がいました。

早速「行ってみたい!」という声が上がったので、これはチャンス!と、現地調査に行くことになりました。

看板の他に銅像があったり、看板の存在は知っていてもどんな内容が書いてあるかについては知らなかった子も多かったようで、

「妖怪が出てくるの??」

「看板に地図が載ってる」

と改めて気づくことばかりでした。

 

さらにインターネットと地図で看板の場所を調べていくと、歩いていくには遠い所もあるのにも気づき、まふぃんの送迎員さんも出動して調査も行いました。

「手前じゃなくて奥の道ににあるんじゃない?」

「前におじいちゃんがここら辺にあるって言ってよ」

と話しながら辺りを探し回り、やっと見つけた時には「ここにあったー!」と嬉しそうな子ども達。

調査を通して、普段あまり通る事のない土地や道路のこと、自然環境にも気づくことができたのではないでしょうか。

また、必要なことを自分達で調べ、話し合いや行動を通して問題解決を図る姿を見ていると、少しずつプロジェクトの成果も上がってきているのではないかと感じます。将来的に自分で考えて行動し、経験のない壁にぶつかっても周囲と協力して乗り越えていく力に繋がっていくと思います。

 

最後の調査で行った場所はなんと行き止まり。

「どうしたらいいんだろう…」となりましたが、看板の下に合った電話番号に気づき、早速「今度電話してみよう」と話し合う姿も。

初めは「調べてみようかな」という感じだったのに、今では「やりたい!やらなくちゃ!」と自分のこととして捉えている様子が見られます。そんな子ども達の姿に、職員もワクワク。まだまだ【吉野博士】への道は続きます。

 

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今屋

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