お知らせ
2019.04.16
ブログまふぃん(上之園)
母子分離(まふぃん)
今年度がスタートして2週間、午前中の療育に通っている子ども達は3、4人で活動を楽しんでいます。
年齢は主に1歳から3歳までの子ども達で、利用を始めて2、3年になる子もいれば、利用を始めたばかりでお母さんと一緒に活動に参加している子ども達もいます。
そんな中、今週から2名の子ども達が母子分離を始めました。
まふぃんの利用を始めてから3か月。
お母さん以外の周囲の友達とも関わる場面が増えてきたので、友達との関わりをより深め、活動への興味をさらに引き出せるようにするため、お母さんと離れて過ごす母子分離での活動に移行しました。
初めての母子分離。
登園した後、お母さん達と別れると大粒の涙が。職員に抱っこされながらもドアを指さしながら「お母さんがいい!」と必死に訴えていました。
30分程泣き続け、最後には泣きつかれて寝てしまいました・・・
母子分離3日目。
お母さんと離れると初めは泣いていましたが、母子分離を進めていく中で泣く時間も短くなり、30分経つ頃には落ち着いていました。
活動の「段ボール遊び」の時間。
遊んでいる姿を職員の側に座ってじっと見ていました。私たち職員は”見ている子ども”に対して「遊んでみようよ!」と促すようなことは行いません。
それは、遊びの中に無理やり入るよう促すと、自発的な行動ではない為、結果として「やっぱり、やめた」「したくないのに」という状態に陥ってしまうからです。周りの様子を観察することで、徐々に自分のタイミングで入ることができるようになっていきます😊
このような対応をしてきたことで、母子分離をして1週間経った頃には子どもの行動に変化が見られました。
初めは周りの様子を伺っていましたが、友達の楽しんでいる姿を見て「やってみたい」と思ったのか、少しずつ友達が遊んでいる段ボールに近づく姿が・・・!しかし、不安になってくると何度も職員の所に戻ってきます。
その時職員は、子どもを抱きしめて不安な心を受け止め、安心できるように対応しました。不安な心を十分に受け止めてもらえると、安心できたのか、もう一度段ボールに近づこうとします。この繰り返しが何回かあったことで、最後には職員から離れて段ボールで遊ぶことができ、さらには友達の近くに行って同じものを使いながら遊ぶことができました♪
母子分離にはもうひとつ目的があります。それは「自立への一歩目を踏み出す」ということです。
子どもは母子分離を始めると多様な価値観が生まれます。そして自らこの世界を冒険しはじめます。時には困難にぶつかることもあるでしょう。しかし、いつも頼っていた親はいません。自分で考え、困難に対応していく術を子どもは自ら身につけます。
家に帰り親に今日の出来事を言葉や行動で伝え、親といる安心感の中たっぷり充電。
そして再び冒険へ。
この繰り返しが「自立」に繋がります。
お母さんがいなくて不安になる子ども達も、その子なりに新しい環境や友達に関わっていこうと頑張っています。そんな子ども達の日々変化していく姿を感じ、とても嬉しく思いました。
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