お知らせ
2024.04.22
ブログまふぃん錦ヶ丘
4月 園長のつぶやき(錦ヶ丘)
「なんだか心が痛くなってきた」
ある日の運動遊び中に、年中の男の子がこうつぶやいていました。
普段は元気いっぱいの男の子。何か悲しいことがあったのかな?どこかぶつけて痛いのかな?そう思った私は、その子の胸をさすりながら「大丈夫?」と聞いてみました。その子は小さくうなずいた後、背筋をピンと伸ばし、真剣な眼差しで他児が取り組む運動遊びの様子をじーっと見ています。その子の順番が来ると、緊張した面持ちで前に立ち果敢に目の前の運動課題に取り組んでいました。無事に成功し、職員と満面の笑みでハイタッチをするその子に、「まだ痛い?」と聞いてみると、
「もう大丈夫。心が楽しくなった。」
と答えてくれました。どうやらドキドキ緊張することを「心が痛い」、成功して嬉しい気持ちを「心が楽しい」と表現していたようです。何とも子どもらしい素敵な表現だなと思うと同時に、これこそまさにまふぃんの療育そのものだと感じました。
私達が支援の中で大切にしていることの一つ「ちょっと頑張ったらできる課題」。
運動課題を目の前に「できるかな・・」とドキドキしていた男の子。もちろんここで、やらない選択をすることもできるのですが、ちょっと勇気を出して頑張ってみる。どうやったら成功するだろうと試行錯誤しながら取り組んでいく。ちょっと頑張ったらできた!
子どもの自己肯定感を育むには、これの繰り返しだと思います。自己肯定感とは、ありのままの自分自身を認められる感覚のことです。ドキドキする自分のこともしっかりと受け止めながら、挑戦し試行錯誤しながら解決に向かっていく姿は自信に満ち溢れています。もちろん失敗してしまうこともあります。それでもいいのです。それが学びのきっかけ、次への意欲につながっていくからです。子どもが自分の気持ちを立て直し、自分自身の力で次へと向かっていく。
私達は子ども達のこの姿を引き出すために「ちょっと頑張ったらできる課題」を意識した療育を行っています。
新年度になり、子ども達はそれぞれの環境で頑張っていますね。
小学校に入学した子ども達。ちょっと大きな制服に大きなランドセルを背負って、まふぃんに通所する頃はだいぶお疲れの様子です。それでも学習時間に宿題に取り組む上級生に憧れて、学習に取り組んでいます。途中で大きなあくびが出たり、コクリコクリ・・となってしまうこともありますが、まずは学校から帰ってきたら宿題をする習慣づけから始めています。子どもの実態に合わせた学習プリントや課題を準備して、学習が嫌にならないように、そして学ぶって楽しい!の土台作りの為にも、ここでも「ちょっと頑張ったらできる課題」を意識した支援を行っています。
今年度も保護者の皆様と一緒に、子ども達の為によりよい施設を目指してまいります。
子ども達のことでお困りのことや心配なことがありましたら、いつでもご相談ください。
いつも「ちょっと頑張っている」おとな同士でお話ししましょう!
まふぃん錦ヶ丘
施設長 吉村佳代
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児童発達支援事業所まふぃんのウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。 当施設に関するお問い合わせは、お電話にて受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
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