お知らせ
2024.06.17
ブログまふぃん錦ヶ丘
火災避難訓練(錦ヶ丘)
児童発達支援事業所では、避難訓練を年2回以上実施するよう義務付けられています。
本来は年2回の実施でよいのですが、まふぃんでは火災や風水害・地震など、様々な災害を想定した避難訓練を年間計画の中に組み込み、年6回の避難訓練をおこなっています。
今年度1回目の避難訓練として、5月に児童発達支援年少・中のクラスで、消防立ち合いの火災避難訓練をおこないました。
想定は「運動遊び中に冷蔵庫付近からの火災発生。活動ルームから児童玄関へ移動し、速やかに認定こども園錦ヶ丘門横の安全な場所に避難。」
年齢が低く、まふぃんでの避難訓練は初めての子ども達ばかり。
驚いて泣き出す子がいるかも。
突発的な走り出しがあるかも。
現状が理解できなかったり、遊びたいと怒りだす子がいるかも。
子ども達の行動の予測、避難時の予測など様々なことを何度もシュミレーションして避難計画をたて、職員間での打合せでは、「子ども達の安全な避難誘導を最優先!」で職員の担当を割り振りました。
避難訓練当日。
事前に子供たちには避難訓練を行うことを伝えました。
そして、覚えてほしい大切な約束について話をしました。
「おかしも」の約束です。
「押さない」「かけない」「しゃべらない」「もどらない」
子ども達が理解しやすいように、絵カードを用意して伝えました。
この「おかしもの約束」は、子ども達が自分の命を守るための、とっても大切な約束です。
子ども達に伝える時、次の事を意識して語りかけます。
・話をする前から静かな環境をつくる。
・子どもの視線が大人のほうに向き、話が聞ける状態になってから話す。
・わかりやすい言葉で、文章は短く。ゆっくりはっきりと。
・大切なポイントは間を取りながら目を合わせて伝える。
普段は元気いっぱいの子ども達も、静かに話を聞いていました。
話を聞いた後は、大好きな運動遊びで元気いっぱいに遊んでいます。
「火事だ!逃げて!」
突然の非常ベルと大きな声。
職員は子ども達を囲むようにドアまで誘導し、抱っこや手を繋いで速やかに避難場所まで誘導。
リーダーは全員を座らせ人数確認して施設長へ報告。
初期消火の職員、重要書類持ち出しの職員も子どもの避難誘導に合流しました。
避難時間は47秒。
11名の子ども達の中で、走り出す子・泣き出す子、お友達を押す子は一人もいませんでした。
まふぃんでは、日ごろから部屋から部屋の移動や玄関から出る際に、大人がドアを開け最初に移動先の部屋や外に出ます。
子どもがドアを開けたり、先に一人で出ることはありません。
移動先の安全確認や子供の走り出しなどを防ぐためです。
言葉をかけなくても日々繰り返し行うことで、しっかり子ども達の身についています。
今回の避難の際にも、日ごろの習慣が活かされました。
消防士の方と振り返りをおこない助言を頂きました。
- 初期消火後、一度締めたドアは開けない。(煙の流入を防ぐため)
- より臨場感のある雰囲気づくり。(大きな声と表情をつくる)
- 施錠しなくてよい。(消防士が消火に入るときに窓を割らないといけなくなる)
- 持ち出し品に建物の平面図があるとより良い。(発生場所やもし逃げ遅れの場合に平面図で説明しやすい)
そして印象に残った言葉があります。
「避難訓練は失敗してもいいです」
今回の消防立ち合い避難訓練は、そつなく避難し成功させるものではなく、消防士の方に改善点を見ていただき助言を頂くものです。
改善点を次回に活かすことが大切です。
これからも、「子ども達の安全最優先」で日ごろからの備えや意識を高め、職員全員で子ども達を守る知識を身に着けていきます。
まふぃん錦ヶ丘
村山
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