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2024.10.18

ブログまふぃん(上之園)

運動発達の道筋

まふぃんでは、日頃から運動遊びをたくさん行い、子ども達の身体発達を促しています。

全身を使って遊具を渡る・よじ登るなどして自分の身体の使い方を知る、こう動いたらどうなるといった結果を予測して動くといったことや、一緒の物や場所で遊ぶことで我慢する気持ちや、交代で遊ぶことも経験しています。

ただ、運動機能には個人差があり、この年齢ならこの動きができるというわけではありません。子ども達の課題に焦点を当て、今まふぃんで行っている活動や遊びの中での動きは目の前の子達に本当に合致している動きなのかを考えていくためにも、日々の感じたこと学んだこと等定期的に発信していきたいと思います。

 

運動遊びの場面にて

まふぃんでは、腹這いや四つ這いなどの動きを活動の中でたくさん取り入れています。

何故かというと、生まれてから大体一歳までに行う寝返りや四つ這い、お座りやつかまり立ちなどは、体幹の基礎を作る動きだからです。

例えば四つ這いは、腹筋などを使って身体を起こし、腕や肩に力を入れて全身を支えます。肩でしっかり身体を支えられるようになると移動する力がつき、肘を伸ばして手を使って物を握る、というように自由に使える範囲が広がっていきます。

年少々~年少クラスで運動遊びをする時には、腹ばいや四つ這いになってくぐるのが難しいといった姿も見られます。腹這いや四つ這いの経験が少なくてかがむ動きが苦手だという子もいれば、狭い場所に対しての抵抗感を持つ子もいます。

 

抵抗感が強いと『できない→やりたくない』に繋がりやすくなるので、くぐる遊具の高さを少し高くして視覚的にも通りやすくしました。身体感覚的にも難易度を変化させました。すると、狭さに苦労しながらも自分から頭を入れて中に入ることができました。また首を曲げる・腰を落とすなどの行動も見られ、身体感覚的にも取り組みやすくなりました。結果として子ども達の「できた!」を引き出すことができ、その後はドンドン進んでいく様子が見られました。

また年中・年長クラスでは、さらに遊具を変化させながら様々な動きを行っています。

例えば、隙間のある遊具を落ちないように渡る、高さのある所に上って足先を使って下りるなど、ルールのある中で自分の身体をどう動かしたら上手くいくかを考えられるようにしています。

4歳~5歳頃には、『○○しながら○○する』といったように、二つの動きを一つにまとめて行う力がついていきます。まふぃんで行っている運動遊びを振り返ってみると、身体を支えながら足や手を伸ばす、足指に力を入れながら斜面を登るなど、普段からこの動きを多く取り入れていることに改めて気付きました。

全身を使った大きな身体の動き(粗大運動)が身についてくると、徐々に手先・足先等の細かな動き(巧緻性)も上手にできるようになります。もちろん小学生以上の子も同様ですし、就学までの時期に経験した動きを主軸にしながら、運動や体育、スポーツで必要となる動きを高めていきます。

今回は大まかな部分のみのお伝えでしたが、今後、年齢ごとに子ども達が身につける動きを学び、その子が困っていることを探り、今よりも生活しやすくなるにはどうしたら良いのかを実践を通してお伝えしていきたいと思います。

 

まふぃん 今屋

 

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