お知らせ

鹿児島市内には現在360ヵ所以上の療育施設があります。子ども達の成長を促すために、各施設それぞれの強みを生かし療育を行っています。

まふぃんの強みの一つには、法人内にこども園、療育、児童クラブがあることがあります。まふぃん錦ヶ丘には隣接するこども園からも、子ども達が通所してきています。職員同士の連携もとりやすく、子ども達について常に相談し合える環境です。毎月の保育所等訪問支援や連絡会など、子どもの支援について細かく話せる機会もたくさんあります。また、職員同士が行き来し保育や療育を学び合うこともできています。

今年度、こども園で「出張まふぃん」を行い未就学児の定型発達を学んだ職員がいます。

運動遊び、構成遊び等を通してまふぃんに通う子ども達の発達段階と照らし合わせながら、ねらいを立て、活動を行いました。本を読んだり、研修を受けたりして学ぶ知識とはまた違い、子ども達の姿を見ながらこども園の職員にもアドバイスをもらい、実際に活動を行って得た知識と経験はまふぃんでの子ども達の支援に活かされています。

普段活動している定員10名の療育とは違い、20名ほどのクラスで活動をするにはどうすればよいのか。声掛けや活動の提示の仕方の工夫、サブの職員との連携の大切さなど、私たちが保育所等訪問支援に行った際に子ども達を見る視点や、園や学校の担任と同じ方向性で支援をしていく大切さにも気づけたようでした。

同じ法人内にこども園と療育があることで、集団の中での子ども達の困りごとに保育と療育の両方からアプローチしていけることが、まふぃん錦ヶ丘の強みであると再確認することができました。

児童発達支援、放課後等デイサービスを利用するには、一部の世帯を除き、利用料は一割負担です。鹿児島市は独自の政策により、現在全額無料で利用することができていますが、10月からは放課後等デイサービスのみ一部有料化されることが決定したようです。これにより、本当に支援が必要な子ども達に最善のサービスが提供できなくなるのではとの懸念もありますが、私たちは今まで通り、子ども達の「困った」に一早く対応し、子ども達の行動が変わるお手伝いをしていきたいと思っています。

そのためにも、私たち職員はまふぃんの強みを最大限に活かせるように常に学び続けてまいります。