年度末がやってきました…今年は新１年生も多く、低学年の割合が高かったまふぃん錦ヶ丘、様々な体験を通して、興味関心を高めたいと考えていました。自分の考えを発信する土台が育ってきて、自己発信が増えてきたこども達の様子をこれまでの取り組みと併せてお伝えします。

こども食堂の準備での発信

毎月参加させていただいている「吉野寺みらい食堂」まふぃん錦ヶ丘の小学生達は、ご飯を頂く前に、お手伝い隊としてお菓子配りや折り紙を地域の子ども達に教えています。

今月は、何の折り紙になるのかな～？と思っていたところ、子ども達から「こども食堂でメンコ大会をしたい！」という意見が出てきました。まふぃんで作って遊んだメンコが楽しかったようです。「これだったら、みんなで遊べるし、だれでもできるよ！」意見を出してくれたのはなんと１年生。これまでとは違う、初めての取り組みになりましたが、他の子ども達もメンコの準備に参加したり、ルールを考えたり、実際に外でメンコをして実験したりと、積極的に動く姿がありました。

いろんな体験・自信・安心

この一年を振り返ると、季節の行事の活動をみんなで決めたり、おやつを作ったり、色々な事を行ってきました。

カブトムシの飼い方を調べ、夢中でお世話に取り組んでいた夏。高学年に教えてもらいながら、お手伝い隊として電話対応に挑戦したり、石ころ拾いの手伝いの取り組みをみんなで考えた事もありました。

クリスマス、ハロウィンでは、やりたい活動を話し合う中で、子ども達の発信を大切にして、自分の思いや考えをたくさん伝え合い、楽しい活動を行いました。他にも、日頃のこども達の「パンが食べたい」「これ美味しそう」などの小さな発信も興味関心の芽と考え、取り上げました。

今年は、昨年度に行った「放デイプロジェクト」のような大きな取り組みしていませんが、こども達一人ひとりの興味関心にフォーカスを当てて関わることができたと思います。職員みんなで、こども達の「やってみたい」の発信を逃さないように聞き、たくさんの取り組みに繋げ、大人も子どもも全力で楽しみました。

自分の発信をみんながしっかりと聞いてくれているという安心感や、みんなで楽しみながら作り上げていくワクワク感をたくさん経験して、こども達の発信力が育っています。

こども食堂当日、１年生、２年生も山盛りのメンコを缶に入れて「メンコしませんか～？」と呼び込みをしたり、来てくれた人にルールを伝えて一緒にメンコ勝負をしたりと、地域の方を巻き込んで大盛り上がりのメンコ大会となりました。一人の発信をみんなで工夫してさらに楽しむことができる。そんなところがとても素晴らしいです。

次回は何をするのかな？４月に向けて、新１年生を迎える準備もしていきます。今年１年力をつけてきたこども達がどんな事を考えて、楽しい取り組みができるのかを楽しみにしています。

まふぃん錦ヶ丘　岡田