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2025.12.24

ブログまふぃん錦ヶ丘

12月園長のつぶやき(錦ヶ丘)

便利で情報があふれる今の時代、子ども達は「やり方」を知る機会には恵まれています。一方で、人と関わり、考え、迷いながら進む実体験は、意識しなければ得にくくなってきています。

私たちは、そうした日々の経験の積み重ねこそが、これからの社会を生きていくための「生きる力」につながると考えています。
まふぃんでは、実体験を通して人と関わり、自分で考え、選び、責任をもって行動する力を育むことを大切にしています。その一つひとつが、社会で生きていくための大切な土台になると考えています。

2年間続いてきたカレープロジェクトも、その取り組みの一つです。🍛まふぃんこども食堂 開催(錦ヶ丘)

ただ単に料理ができるようになることだけが目的ではありません。自分の役割を理解すること、周りを見て動くこと、思い通りにいかない時にも立て直していくこと。日々の生活の中で、そうした力を自然に身につけてほしいという想いから始まったカレープロジェクトです。

 

当初は、高学年の子ども達も自分のことで精一杯でした。目の前の作業に集中するだけで、周囲を見る余裕はなかなかありませんでした。しかし、毎月経験を重ねる中で、少しずつ変化が見られるようになりました。

今では、年下の子に声を掛け、やり方を教えたり、「一緒にやろう」と寄り添ったりする姿があります。それは、相手の存在を意識しながら関わる社会性と、自分で考えて動く自律の育ちそのものだと感じています。また、みんなで作り、同じものを一緒に食べる時間は、子ども達にとって大きな意味を持っています。うまくいかないことや意見の違いがあっても、話し合い、助け合いながら一つの形にしていく。その過程を通して、人と関わることの楽しさや難しさを実感しています。

そして今回の「まふぃんこども食堂」では、地域の方々をお招きし、子ども達が心を込めて作ったカレーを一緒に味わっていただきました。自分達の力で準備し、誰かに喜んでもらえたという経験は、子ども達にとって大きな自信となり、社会とのつながりを実感する機会になったと感じています。

今の時代だからこそ、正解をすぐに与えるのではなく、考え、迷い、やり直す経験を大切にしたいと思います。自分の行動が誰かの役に立ち、喜んでもらえたという実感は、子ども達が次の一歩を踏み出すための力になります。

何度も火を入れ、時間をかけて作るカレーのように、子ども達の「生きる力」も、確実に積み重なり大きな成長を感じています!

 

まふぃん錦ヶ丘

施設長 吉村佳代

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受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

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