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2020.10.13
ブログ
ナガヤ合同企画 カレーを食べる会
10月3日秋晴れの下、ナガヤタワーの3階テラスで、まふぃんの子どもたちが作ったカレーをナガヤの皆さんと一緒に食べる「カレーを食べる会」がありました。
「カレー作り」という体験活動と共に、一緒に食べるという「交流」が目的の今回の企画。子どもたちはどんな学びを得たのでしょうか?
今回はその様子を紹介します。
【前日までの準備】
- 招待状作り
「どんな言葉を書けば、来てもらえるか」考えながら招待状にコメントを書いてもらいました。
丁寧な文字で、ワクワクするようなデザインを個性を発揮しながら表現し、ドキドキしながら手渡すことができました。
- 材料の買い物体験
「一人ではなかなか買い物に行かせられなくて…」と保護者から聞いていたこともあり、職員が見守る中、3日間に分けて材料の買い出しに行きました。高学年のB君には、カレーのルーを10箱お願いしました。買い物の手順はよく見て知っているので、セルフレジもスムーズでした。
「こんなにたくさん買ったのは初めてだよ」
と言い、買い物への自信を付けたと思います。
【カレー作り】
- 体験活動と交流
「玉ねぎはどうやってむくの?」「目が痛い!!」部屋の中は玉ねぎのにおいで充満(笑)
体験活動ならではの経験です。
クッキングの経験を積んできたAさんは、自信を持ってジャガイモを切っています。
一方、包丁で切ることが初めてのO君には、ナガヤの住人さんが先生になり教えてくださいました。
それから、カレーが美味しくなるコツを教わりました。それは・・・
「おいしくな~れ」のおまじない、です♪
お鍋で炒めながら、「おいしくな~れ」の声があちらこちらで聞こえていました。
- 共同作業
作る工程では、包丁やピューラーを順番に待つ、交代するといった場面を作りました。「もっと切りたい」と自分優位な子どもも他の人のことを考えて譲り合うという経験をさせるためです。感情や行動のコントロールを促しながら、愛情たっぷりカレーを完成させました。
【カレーを食べる会】
- 会場作りとおもてなし
作ったカレーを3階まで運んだり、住人さんを迎えに行ったり、高学年の子どもたち中心に手伝ってもらいました。ある程度、準備が整ったとき、自分から「何かすることはありませんか?」と聞きに来たC君。住人さんにお茶配りをお願いすると、他の子どもも動き出しました。
「してもらうこと」に慣れていた子どもたちが、「自分にできることはないか」と主体的に考え、進んで行動を起こしていました。すごい!!
このように、カレーを食べる会は大成功!!
これまでは、子ども食堂やすいか割りのイベントに参加し、公共のマナーやルールの習得が主なねらいでしたが、今回はカレーを作り食べてもらう、という「おもてなしの経験」「準備する側の経験」ができたように思います。「受動的な行動」から、自ら考え行動にうつすことができる「能動的な行動」へ。子どもたちの成長を実感しました。
今後も交流を深め、子どもたちの社会性を育てる活動を模索していきたいと思います。
ナガヤの住人さんから「いつもは二人だけだから、ホテルのレトルトカレーを食べているけれど、それの何倍も美味しかったよ」とおかわりをしていただきました。最高の言葉です。
イベントに参加してくださったナガヤの皆様、お手伝いしてくださった住人さんたち、ありがとうございました。
まふぃん上之園 末吉
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