お知らせ
2020.12.05
ブログ
小麦粉粘土触れるようになったよ!(児童発達支援 午後クラス)*まふぃん上之園*
先日行った児童発達支援の午後クラス(幼稚園の年少から年長のお子さん)の活動についてお話します。
この日の活動は小麦粉粘土遊び。
小麦粉という素材に触れることで様々な感触に触れられるようになる為の活動でした。
人は生きている中でベタベタやサラサラ、ベチョベチョなど、様々な感触に触れる機会がありますよね。
その中でも得意な感触と苦手な感触があるのではないでしょうか。
まふぃんを利用しているお子さんの中にも感触に対して苦手意識があるお子さんがいます。
その苦手意識を少しでも減らす為にまふぃんでは小麦粉粘土遊びを行う中で様々な感触を経験しています。
では、どのような活動だったのか、お話したいと思います!
ねらいは“遊ぶ中でサラサラやベタベタなどの小麦粉の様々な感触を経験し、慣れる” “指示を出す場面で静かに話を聞くことが出来る”の2つ。
小麦粉を目にすると「やった!」と言う子もいれば、少し不安そうな表情の子もいました。
まずは小麦粉のサラサラとした粉状の感触。
優しく触ってみるとサラサラとしていて手の平に付いても掃うことが出来ます。
手の平でギュっと握ってみると塊にもなります。
「サラサラして雪みたい!」「おにぎりが出来た!」と感触や変化を楽しむ子ども達の姿もありました。
次に少しぬるま湯を入れてベタベタの感触。
先ほどのサラサラとした粉状の感触と比べ、手の平に纏わりつく感触は感触が苦手な子にとっては負荷となっていくものです。
負荷となるものを無理してさわると苦手意識が強くなってしまいます。
その為、子ども達が無理をして触るようなことはしません。
職員が持っている小麦粉に少し触れてみたり、友達が楽しそうに遊ぶ姿を見たりして少しずつ「触ってみようかな。」と興味を持ち、勇気を出して触ってくる機会を作ります。その触ってみたという経験が子ども達の更なる興味や意欲に繋がっていきます。
今回の活動を通して小麦粉粘土に触れるようになったお子さんの様子をお伝えしたいと思います。
A君(年長)
以前は手に付く感触が苦手で粉の状態は触ることが出来ても、手に付く状態になると「しない。」と言って見ていることが多かったですが、今回はぬるま湯が無い所から触り、自分からベタベタの感触にも触れることが出来ていました。
Bさん(年中)
以前は友達の人数が多いとなかなか入っていけなかったり、感触もあまり得意ではないので、そっと触ってみたり、見ていたりすることもありました。
ですが、今回は自分から両手で粉の状態から粘土になるまで触ることが出来ていました。
また、遊ぶ中で少しずつ友達の姿を見て笑顔になり、友達と一緒にいることも楽しんでいる様子でした。
2人の姿を通して共通してることは「自ら触れることができた」という行動です。
子どもはたったひとつの行動をきっかけに驚くほど成長していく瞬間があります。
その瞬間に立ち会えることは保育士としての醍醐味であり療育の魅力だと思います。
彼らはまたひとつ壁を乗り越えました。
この経験をきっかけに少しずつ自分のキャパを広げていってほしいですね。
最後に油を入れて粘土作り。
手の平には少しずつ付かなくなっていきます。
先程まで手の平に纏わりついていた小麦粉が手の平から離れ、少しずつ塊(粘土)になっていきます。
粉状だった小麦粉が少しずつ粘土へと変化していくので、子ども達は大興奮です!
こね方にもより力が入っていきます。
一生懸命こねた小麦粉はいよいよ粘土に!
真っ白になるまで夢中で遊んでいました。
小学校に就学すると授業で植物を植えたりして土を触ったり、粘土を使った作品を作ったり…感触を通した活動が多くなっていくと思います。
そんな時、苦手だからと言って触らないと自分自身の作品が出来ないかもしれません。
小さな内から遊びの中で様々な感触に触れておくことは経験となり、子ども達の「触ってみよう!」の勇気になるのではないか、と思います。
まふぃんではこれからも子ども達が「出来た!」「やってみたら楽しかった!」と思える活動も取り入れていきます。
まふぃん 岡部
お問い合わせ
児童発達支援事業所まふぃんのウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。 当施設に関するお問い合わせは、お電話にて受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
まふぃん(上之園町)
TEL 099-250-9361
受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く
まふぃん錦ヶ丘(吉野町)
TEL 099-210-7840
受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く