
小麦粉粘土~感触遊び~
今回はまふぃんの感触遊びの代表ともいわれる小麦粉粘土遊びについてお話したいと思います。
この日は
「サラサラやベトベト等の様々な感触に慣れる」
「静かに座って待つことができる」
の二つをねらいとして活動を行いました。
では、早速ですが活動の様子を見ていきましょう!
サラサラの感触
「はい、どうぞ!」の合図に合わせて一斉に触り始める子どもたち。
「冷たい!気持ちい!」
「サラサラだね!」
「ギュッとしたらおにぎりできた!」
とサラサラの感触を楽しんでいます。
ベトベトの感触
続いてぬるま湯を少し入れてベトベトの感触です。
「水を隠すぞ~」と張り切って小麦粉に触れる子もいれば
恐る恐る小麦粉に触れる子も。
「うわあ手が~!」とちらほら声が聞こえ始めました。
感触が苦手なお子さんにとっては
手に纏わりつくベトベトの感触は「負荷」となります。
苦手なお子さんや初めて小麦粉粘土に触れるお子さんもいらっしゃった為、
あえて今回はサラサラやベトベトの感触に触れる時間を長く設け、
少しずつ負荷をかけて感触に慣れていく事を行いました。
無理して触らせるのではなく、友達の楽しんでいる様子を見たり、
職員の持っている粘土に触れてみたり、
「やってみようかな」「触ってみようかな」と
自ら興味を持って徐々に感触に慣れていく経験をします。
その経験が更なる子ども達の興味や意欲に変化していくのです。
そして、最後に油を入れて粘土を完成させていきます。
「手がピカピカ!」
「きれいになった!」
と見せてくれる子もいました。
手に付いた粘土がいつの間にか離れ、一つの粘土になります。
無事完成した粘土での自由遊びでは、
ピザを作ったり、足で踏む感触を楽しんだりと
夢中になって遊んでいました。
様々な感触に触れる事は、五感を刺激し、触覚の発達へと繋がっていきます。
これから成長していく子供たちは、
授業や社会生活の中で感触に触れる機会が沢山出てきます。
苦手だからと言ってやらないという選択ができない時があります。
社会に出るとやりたくないけどしないといけない事・我慢しないといけない事が多く出てきます。
その力を小集団の中で少しずつ培ってほしいと思っています。
これからもまふぃんでは
「少し頑張ったらできた!」「やってみたら楽しかった!」
という経験を少しずつ積み、
子どもたちの興味や自信に繋げていく活動を行っていきたいと思います。
まふぃん上之園 松野