周りを見る力(錦ヶ丘)

まふぃんでは、小集団の中で限られた場所や物を使ったり、時には取り合いを経験したりして、人と人との関わり方が身に着くようにしています。

グループやペアになって行動する遊びも多いのですが、自信がなかったり「他の人がしてくれるかも」という気持ちから、なかには相手に任せる場面が多い子もいます。

でも、本当は自分でやれる力もあるし、「やりたい」気持ちも十分あります。

 

なので今回は、小麦粉粘土遊びを通して

『周りを見て率先して動く』

ことをねらいにし、年下の子との関わりから、率先して粘土づくりに取り組めるようにしていきました。

 

一緒に作ろう

まふぃんでは、【粉→水→油】の順で材料を入れる時に、『周囲に合わせる』『我慢して待つ』といった理由から、タライの淵に手を置いて待つ約束があります。

何度も経験しているので、年中の子ぐらいになると、みんな手を置いて待てる子がほとんどです。

しかし、年少々ぐらいの子は、次の展開やルールをまだはっきりと理解していない子もいるので、自分で気づくのには時間がかかります。

そんな姿を見た、いつもは控えめな年中のA君。

「ここ(タライ)に手を置いて」

と自分から声をかけました。

しかし、相手の子はまだ気づいていない様子。

 

職員が「どうしたら気づいてくれるかな?」と伝えると、少し考えた後、その子の手をそっとタライに誘導し、

「手を置いて待つんだよ」

と教えてくれました。

職員も「A君ありがとう」「よく気づいたね」と伝えると、ちょっと誇らしげな表情をしていました。

すると、近くにいた同じような性格のB君も、

「しっかり待つんだよ」

「真ん中に集めて」

といつも以上に積極的に話し出しました。生き生きとしたA君や、褒められている姿を見て、「自分も!」と思ったようです。

 

しかし、その姿を見たA君は、

『僕が言わなくても、B君が代わりに教えてくれる』

と思ったのか、周りに伝える事を止めてしまいました。

 

せっかくA君が見せてくれた積極的な姿。

まだ、その姿を見せてほしかったので、A君には隣のタライに移動してもらい、別な年下の子のサポートに入ってもらいました。

新しいチームの子を見て、年下の子がいることに気づいたA君は、

「一緒に作ろう」

「早く混ぜないと遊ぶ時間が無くなっちゃう!」

と、再び一生懸命声をかけ、最後まで作りあげてくれました。

普段は自分が中心になって行動するよりも、誰かに任せる場面が多いA君。

でも、今回のように『周りを見て考える』経験から、積極的に声をかけ、中心になって行動を起こすことができました。

自分から行動していく経験を積み重ねることで、『これでいいんだ』『自分はできるんだ』と自信をつけていくことができます。

実際に、この後A君に「またよろしくね」と声をかけると

「いいよ!」

とグッドサインをしてくれました👍

 

この日、いつもよりお兄さんな姿を見せてくれたA君。

半年後に控えた年長クラスへの進級に向け、時にはリーダー的な役割も経験し、自分ができることに自信を持って取り組む姿をたくさん増やしてあげたいと思います。

 

最後に自由遊びをした後に、丸めた粘土で転がしゲーム。

今度は、作った粘土で宝探しや的当てゲームをするなど、ルールがある遊びも計画していきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 今屋