エキスパート研修

療育アドバイザーである中鶴先生のエキスパート研修がありました。

 

エキスパート研修とは

3日間の研修期間で、運動遊びをもとに活動の組み立て方、リーダーとサブの役割、子どもとの関り方、個別対応の仕方などを講義と実技を通して学んでいます。

 

 

今回の受講生は4名。

まふぃんの職員も受けた事のあるこの研修ですが、今回はまふぃん錦ヶ丘からの吉村先生も参加しました。

 

これまでには、児童発達支援事業所の職員だけはなく、運動指導員、医師、理学療法士、歯科衛生士など様々な職種の方が全国から研修を受講されています。

 

 

 

 

子ども達はと言うと・・・

知らない人に少し緊張した様子。「だれ~?」と声を掛ける子もいれば、職員の近くを離れない子も。

 

でも、この体験も子ども達にとっては大切なこと。

まふぃんの子ども達の中には、人に対しての許容範囲が狭く、決められた職員だけと関わろうとする子、友達を避けてしまう子もいます。

 

年に数回行われるエキスパート研修では、初めて会う受講生が活動を組み立て、進めて行きます。この初めて会う人と関わりが、子ども達の人に対する許容範囲を広げていく良い機会となっています。

 

 

 

さて、運動遊びスタート!

3日目は受講生がリーダーとして活動を進めます。

初めは緊張していた子ども達も活動が始まる頃には慣れ、普段通りの姿を見せてくれました。

「かっこいい子から当てるからね~」との声かけに、背中をピシッと伸ばし座っている子ども達。『私を当てて!』とアピールしています。

これもエキスパート研修で学ぶ事の1つ。

今まで子ども達に座る事を教えた事はありません。

ただ、姿勢よく座って待っている子どもから先に当てていくようにしています。

そのことに徐々に気づいていく子ども達は、「早くやりたいから、かっこよくしよう!」と自ら考えるように。

多動傾向で離席してしまう子ども達も自然と座るという事を自分で学んでいきます。

 

活動は「くぐる」「わたる」「登る」の動きを取り入れたもの。

 

椅子の下をくぐる時、どうやっても頭が通らない子が・・・

椅子は頭がやっと通るほどの幅。

頭の向きを変えながらどうやったら通れるか自分で考えていましたが、なかなか通る事が出来ません。

「あれ~通らない」「どうしたら通る?」と泣きながらも諦めず何度も挑戦していました。

時間がかかり結局通れませんでしたが、それでも泣くのを我慢して感情を抑えて元の場所に座っていました。

 

まふぃんに通い始めた頃は部屋にも入れず泣き続けていた子。

今までだったら大泣きしてしまっていたであろう場面でした。

職員も大泣きしてしまうのでは?このまま活動に参加出来なくなるのでは?とドキドキしていましたが、諦めず挑戦する姿、悔しい泣きたい気持ちを抑えて活動に参加する姿に成長を感じ、感動する出来事でした。

 

エキスパート研修を通して、これまでのまふぃんでの支援を振り返り、活動を進めるうえでの基本的な活動の考え方、組み立て方、個別対応の仕方など改めて学ぶ機会になりました。

また、受講生の考えた運動遊びの物の配置や組み方など、私たちの発想にないものもありました。子ども達の様々な体の動きや自分で考え工夫する力を引き出す新しい組み方を学ぶ事が出来ました。

今回のエキスパート研修での学びを今後の活動、支援に活かし、より良い療育を提供していきたいと思います。