段ボール遊び

毎日暑いですね。太陽の日差しにも負けないくらい、まふぃんには元気な子供たちの声が聞こえてきます。

 

本日の活動は、〝段ボール遊び〟です。『段ボールでどんな事をして遊ぶの?遊べるの?』と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実際そうですよね☺ お店に段ボール箱を頂きに行き、子供たちが喜んで遊びに使う事を伝えると驚かれることもしばしばです(^^)

 

さて段ボール遊びですが、まず蓋を閉じた大きさの違う物を用意します。子どもたちは高く積み上げる、押して歩く、上に乗り運転手さんになるなどさまざまです。

中には背の高さ位に高く積む子どももいます。高く積んでいると必ず他のお友だちが見つけて〝ド~ン〟と倒します。倒された子どもはというと

「も~、あっ!」と怒ります。当たり前ですよね。せっかく高く積み上げたのに倒されたのですから。

職員は「残念だったね」「嫌だったね」と気持ちをしっかり受け止めます。その後再び積み上げますがまた倒されてしまいます。その度に気持ちを受け止める事を繰り返します。そのような経験をしながら、倒されないためには『どうしたらいいのだろう』と自ら考え、〝場所を変えればいい〟という事を学び場所を移動して積みはじめています。

高く積む事も、しっかりと指先を使い持つ、腕の運び方、倒れない為にはどのように重ねればいいのかなど集中してないと出来ないので、いつもは多動気味の子どもたちの表情も真剣です。

 

 

次に蓋の空いている段ボールの登場です。蓋が空いていることに気が付いた子供たちが中に入って行くと、そこにはまた仕掛けがしてあります。それは…小さな穴や隙間です。

その隙間からは〝ニョキ〟と指が出てきます。それを見つけた子供がその手をつかんでみたり、友だちの行動を真似て交代でやり取りをする姿も見られます。また小さな穴から覗き込み段ボールの外と中でのやり取りも始まります。

 

今回の段ボール遊びのねらいは

「友だちを意識して遊ぶ」

「場の共有ができる」です。

 

この段ボール遊びは、場面が展開するたびに数が減っていきます。最後には段ボールを1個にする事もあります。中に入って遊びたい!でも入れない!どうすれば入れるのか子どもなりに考え足を入れたり、狭いすき間から頭を入れるなど試します。時には最初から中に入っていた友だちが隙間を空けてくれ、いつの間にか一緒に入ってお互い笑い合っています。そうすることで自然と物や場所を共有する体験をし自分と友だちとの距離感や関わり方を意識できるようにしていきます。

 

先ほどの友だちが高く積み上げた段ボールを壊すと言うエピソードも〝友だちを意識〟し始めた子供の大切な成長の〝証〟です。

 

友だちを意識し始めたからこそ友だちがしていることに関心を示し「あれっ!何だろう?」「楽しそう!」と言うような気持が出てきます。

「友だちの作った物を壊したらいけないよ」と言ってしまいそうですが、子供にとって

「友だちを意識し始めたのだな」と思って見方を変えると嬉しい成長に思えてきますね。

成長は大切に受け止めつつ少しずつ活動を通して〝していいこと、してはいけない事〟

を伝え、友だちとの関わり方を学べるようにしていきたいと思います。

 

まふぃん上之園  寺田