折り紙ブーム🚙

「これすごーい!」「僕も作ってみたい!」と製作の好きな子ども達が集まってきました。

その中心にいるのはA君。

折り紙で作るキューブを作ってみたいという事で、A君の折り紙講座が始まりました。

 

「まずは三角に折って」「次はね・・・」と教えていました。

「ここまでできた?」と周りの友達がちゃんと折れているか確認。

「ちょっと待って」「どうすればいいの?」という友達にももう一度折り方を見せたり、手伝ってあげたりしながら丁寧に教えてあげていました。

 

今回は、折り紙ブームを通して成長したA君の紹介をします☺

 

折り紙ブームが始まったのは12月の初め、きっかけはクリスマス会の飾り作りでした。

輪っか繋ぎや星の切り紙、リース作りなどのクリスマス会の準備をする中、自由遊びでも「クリスマスの飾りを作りたい」と折り紙を始めた事から、折り紙での遊びが広がっていきました。

 

 

自由遊びで折り紙を準備しておくと「僕もやる~♪」と嬉しそうに寄ってくるA君。

キューブを友達に教えてあげたり、めんこやコマを作っている友達に「僕にも教えてー」と一緒に作ったりと楽しんで遊んでいました。

 

子ども達の折り紙ブームに合わせて活動でも折り紙を使う製作活動を増やしました。

 

折り紙で遊ぶ事が増えてから2カ月、ふと気づいたことがありました。

A君を注意する事が少なくなっていたのです!!😲

 

最近行ったバレンタインに向けたハートづくりの時にも・・・

 

この日は1つひとつの手順を聞き、説明に合わせて進める事ができる事をねらいとして活動を行っていました。

 

A君の様子はと言うと・・・

勝手に先に進んでいく事もなく1つひとつ作り方の指示をよく聞いて取り組んでいました。それどころか、友達のお喋りにつられることなく、落ち着いて取り組む事ができました✨

 

以前のA君であれば、職員が折り方の手順を伝える時、それを待たずに先に進めてしまったり、友達のお喋りにつられてしまったりしていたように思います。

 

その他にも

活動中にソワソワと落ち着かない事が多く、気になる事があると急に話し始め職員の話をさえぎってしまったり、自由遊びに奇声を発したり・・・

そして、そのことを注意すると拗ねてしまう。

何よりも気になっていたのはA君の自信のなさでした。

 

 

この2カ月、好きな折り紙に取り組み、他の子ども達の作れないものを作ったり、友達に教えてあげたりする中で「A君、すごいね!」「折り紙上手」と認めてもらえる喜び。

「折り紙が得意!」「他の友達よりできるぞ!」というA君自身の思い。

 

これが、A君の自信へ繋がっていきました

 

 

折り紙を通して自信を付けたA君。

集団活動にそぐわない不適切な言動はほとんどなくなり、どの活動も落ち着いて取り組めるようになってきました。

自分自身に自信を持てる事、それがA君の発達の課題を減らすきっかけとなりました。

 

 

 

療育では課題に対してどうアプローチして課題となる事を減らしていくかを考えて支援を行っています。

日々の療育の中で「その子の得意なこと、できる事に目を向けて、大事にしていこう」と言いながら、やはり課題となる部分に着目しがちである事に気づかされました。

 

「好きなことを伸ばす、それが自信に繋がり、間接的ではありますが発達の課題を減らすことに繋がる」

今回のA君の変化が好きな事に着目する事の大切さに改めて気づかされる出来事となりました。

 

今後も子ども達の課題と得意な事の両方に目を向け子ども達の支援にあたりたいと思います。

 

 

 

 

折り紙ブームはまだまだ続きそうです。

A君はと言うとみんなに教えてくれていたキューブを組み合わせ「車が作れるかも!」と・・・

「タイヤも折り紙で作ろう」「人が乗れるぐらい大きいの作りたい!」と想像は広がっていきました。

 

お迎えを待つ間「今日も作ろうね」とこっそり伝えに来るA君、みんなには秘密なようです。

只今「車を作ろうプロジェクト」はA君と私の2人で進行中。

どんな大作ができるでしょうか?完成した時にはまたブログでお伝えできればと考えています。皆さんお楽しみに~😚

 

まふぃん 中村