外部研修~SSTを学ぶ~

外部研修~SSTを学ぶ~

1月25日、26日2日間、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の研修に参加して参りました。
SSTとは、“Social Skills Training”の略で「社会的・対人的・人づきあい」の「技・技能・技術」を「練習・訓練」するの略で、「上手な人づきあいのコツを身に付ける練習」をすることです。
研修参加者は、医療、福祉(グループホーム、就労支援)、児童発達支援…などなど様々な職種の方たちでした。「支援者の生きる力、生活力を高めるために、SSTをどのように活用していくか」ということを目的にして研修に参加しました。

講師(土屋 徹 氏)の講話の後、具体的な場面を想定し、どうすればよいのか検討した後、参加者同士でロールプレイ(役割演技・疑似体験)を行いました。

例えば

【朝、登園した時の挨拶の仕方】を身に付けるためにどうずればよいか

シンプルにわかりやすく伝える方法を話し合いました。その結果

・立ち止まる
・相手の方にへそを向ける
・「おはようございます」
・“ペコリ”とお辞儀をする

この行程に決まり、グループでロールプレイしました。

子ども達の人づきあいのコツを身に着けるために、場面を絞って練習することが大切なのだそうです。

①言葉や文字、絵で伝える(教示)
②お手本を見せる(モデリング)
③やってみる(リハーサル)
④よかった所を認める、ほめる(プラスのフィードバック)
⑤繰り返し練習する(反復練習)
⑥違った場面でもできるようになる(般化)

さりげない実生活の場に、このような場面はいくつも出会います。

講座を受けながら、まふぃんではすでにSSTを活用していた場面がたくさんあることに気づきました。
例えば・・・
集団活動の場面では
ナガヤの皆さんの訪問の仕方、招待状の渡し方、
公共の乗り物の乗り方、お金の支払い方、
子ども食堂の片づけ方


個別では

靴のしまい方

当番(おやつの配膳、あいさつ)の方法、

職員室の入り方、電話の仕方

等々です。

 

今までしてきたことに、さらにSSTの学びを具体的に実践していけば、子どもたちのソーシャルスキルが高められる!とわくわくしてきました。

まふぃんの療育、放課後等デイサービスのねらいは、社会の中で生きていく力を育むために、社会性を広げることです。
今回の研修で、具体的にシンプルに伝える方法や、事例の組み立て方を丁寧に学ぶことができました。講師の土屋徹さんが、人づきあいが苦手な方は、相手の言ったことに対して独特な受け止め方をしたり、相手への伝え方の選択肢がせまくて、困っていることが多いということを話されていました。
まふぃんでは、子どもたちの発達や特性を踏まえ、その子どもの受け止め方や伝え方のバリエーションを広げていくことを常に考えています。また、子どもたちが、人づきあいのコツを身に付け、楽しく豊かに生きていけることを目指しています。

早速、研修後、実践してみました。
高校2年生のAさん。言葉でのコミュニケーションが苦手です。

職員室にプリントを持っていく練習です。
・“トントン”扉をノックする
・扉を開く
・腕を伸ばしてプリントを渡す
・お辞儀をする
・扉を閉める
私がモデルを示した後、早速本人がやってみました。
ゆっくりですが、ばっちりできました!!

「よかったよ~」と声をかけハイタッチ!
“うれしい~“ 表情が和らぎました。
言葉での表現は少なくても、行動で相手とコミュニケーションをとることはできます。こういった経験を重ねることでソーシャルスキルと自己肯定感が徐々に高まり、いずれ自然にできるようになるでしょう。

SSTの方法は何パターンもあります。

今回は一部分を紹介させていただきました。

子どもたちが試し、考え、話し合うしかけをすることでソーシャルスキルを高めることができると学びましたので、今後も実践していきたいと思います。

「やってみせ 言って聞かせて させてみて
誉めてやらねば 人は動かじ」 山本 五十六
子どもたちの生きる力、社会性を育むことを常に念頭に入れ、関わり続けていくこと・・・

子ども達が笑顔で人づきあいが楽しくできるように、スキルを高める支援を目指していきたいと思います。

まふぃん上之園 末吉