ま、いっか。(錦ヶ丘)

まふぃんで感触遊びといえば,「小麦粉粘土」です。

 

さらさらの真っ白な粉の小麦粉に,水をドボドボ入れればべちゃべちゃになり,みんなでコネコネこねれば耳たぶのようなふわふわ感触の小麦粉粘土のできあがり!

 

さあ,今日もみんなでドロドロベチャベチャふわふわ・・・たくさん遊ぼうかな!

 

今日の活動には,初めましてのAくんがやってきました。

このAくん,実はちょっぴり手が汚れたり服が汚れたりするのが苦手な様子・・・

どんな反応をみせてくれるかな?

 

まずはタライの周りにみんな集まって,さらさらの粉入れていきますよ~

 

さらさら~

「はい,どうぞ」の声かけで,みんなが一斉にタライの中に手を入れて小麦粉の感触を楽しみます。夢中になって顔まで真っ白になる子もちらほら・・・

 

Aくんの様子はどうかな?

一瞬「ぎょっ!」とした表情を見せるも,みんなにつられてタライの中に手を入れています。

とってもいい笑顔で

「気持ちいい~!!」

ですって(^-^)

 

さあ,さらさらの感触を存分に楽しんだ後は,水を入れていきますよ。

 

ドボドボドボ~

 

何度も繰り返し経験のある子達は,我先にとタライに手を入れてかき混ぜていきます。

Aくんはというと・・・

タライの中のべちょべちょと,周りの子達の勢いに少し戸惑っている様子です。

どうするのかな?と様子をうかがっていると

 

そろりそろり・・・タライの中に手をのばし,ちょっぴり手のひらをくっつけてみます。

「つめたーい。気持ちいいー。」

そう言って,えーいと両手でべちょべちょの粘土をこね始めました。楽しそうに粘土をこねながらも

「手が汚れちゃった-」「気持ちいい-」「あ,こっちの手も汚れちゃった-」

と,Aくんの中ではいろんな心の葛藤があったようです。

「せんせい,楽しいね~」

満面の笑みで職員に話しかけてきたその時・・・

隣で遊んでいた子の手がAくんの洋服に当たってしまい,洋服に粘土がくっついてしまいました。

「あ・・・」

Aくんにとっては大事件。手が汚れるのは自分の意志で遊んでいるから仕方がない・・でも,人の手が当たって服が汚れるなんて想定外。

 

悲しそうな顔で職員に助けを求めます。

「汚れちゃったね。でも,洗えば大丈夫だよ」

そう伝えると,Aくんしばらく考えて,

 

ま,いっか。洗えば大丈夫だね。」

 

そう言って,再び笑顔になりみんなと一緒にタライの中の粘土をこね始めました!

 

本当はすごく嫌な出来事だったと思います。だって,手も服も汚れることが苦手なAくんですもの。しかも,自分で汚したんじゃなくて友達の手が当たって汚れてしまったんですから。

 

不測の事態に対応し,気持ちに折り合いを付けていく。

 

私たちはこの「ま,いっか。」をとても大切にしています。自分の意に反する出来事に遭遇した時に,「何で?」「どうして?」「どうにかして!」と,自分や他人を責めるよりも,本当は嫌だけど、でもちょっとだけでも「ま,いっか。」と思えるようになれれば気持ちも楽になれるはず。相手も自分も傷つけずに前に進んで行けるはず。

 

初めての活動でいろんな事を経験したAくん。

誰に教わるでもなく,自分で自分に「ま,いっか。」と言ってあげられたことに,すごく感動した出来事でした。

 

その後は,ふわふわに出来上がった粘土をこねたり,丸めたり,伸ばしたり。足でもふみふみしていましたよ。

 

 

 

お家の方にも今日の出来事をお話しようと思ったところ、Aくんが先にお家の方に

「あのね、あのね、今日ね・・・」

と、まふぃんでの出来事を話してくれていたようです。楽しかったんだね、嬉しかったんだね。

 

さあ,これからもAくんとたくさん遊んで,たくさんの「ま,いっか。」経験してもらいたいな。

 

 

 

子ども達と一緒に遊んだ職員の洋服も真っ白け・・・午後から放デイのお迎えがあるんだけど・・・

 

ま,いっか!!

 

まふぃん錦ヶ丘  吉村