どうすればいいかな?

どうすればいいかな?


立春が過ぎ梅の花もすっかり咲きましたね。梅の別名は『春告草』。春の訪れを知らせているのですね。気をつけて見ると、菜の花やさくら草が咲き寒い中にも確実に春は近づいているのだなと感じます。

 

「こんにちは!」と元気に午後クラスの子どもたちが登園してきました。今日「何するの?」と聞いてきます。

部屋に入ると、様々な大きさの段ボールがゴロゴロ。それを見つけた子どもたちは、段ボールに駆け寄り早速〝高く〞積み始めました。

同じ段ボール遊びでも、午前と午後クラスでは遊び方や、活動の内容が違ってきます。

高く積むにしても、限られた数の段ボールで〝どうすればより高く積めるか〞という事を考えながら行っています。

例えば、4歳のA君。

「届かない。して」と職員に頼みにきました。

積んであげるのは簡単ですが、考えて積んで欲しいと思い「どうすればいいかな?」と言ってみると・・・

しばらく考えていましたが、何か思いついたようです。

作戦スタート!

作戦1…段ボールを投げてみる→上手く乗らない。

作戦2…段ボール1個を踏み台にする→まだ届かない。

作戦3…その上にもう1個重ねて乗る→やった!大成功‼

満面の笑みで小躍りし、職員とハイタッチ😊

ただ、段ボールを積んだだけのようですが、たったこれだけの中にも『自分で考える、工夫する』『諦めずにやり遂げる』事を経験し、出来た!という達成感や自信に繋がるのです。

 

次に活動ですが,

 

まず、段ボール3個を重ね運びます。〝最後まで落とさないようにね~〞

今回の段ボール遊びのねらい

ルールの理解ができる(落とさないように運ぶ)』
『思い通りにならなくても感情を抑える』

 

姿勢のいいお友だちから呼ばれるので

「誰にしようかな?」と言うと、みんな背筋を〝ピーン〞と伸ばします。

笑顔で見つめてくるので迷ってしまいます。

3個運べるかな?

全員落とさずに運べました。「簡単!」とドヤ顔の子どもたち。

 

じゃ、これはどうかな…

〝金の蓋に乗せたボール2個〞を見せて「今度はこれを段ボールの上に乗せるよ。」

「落とさないようにね」と言うと、子どもたちの表情が変わりました。

初めての課題に〝えっ!〞といった表情や〝面白そう〞と早くやりたくて仕方がなさそうにしている子、反応は様々でした。

どうすればいいかな?

持ち上げる時から、どうやったら落とさないで持ち上げられるか、少し持ち上げては手の位置を変え工夫している様子が見られました。運ぶ時にも、ゆっくりと慎重に歩き、表情

もさっきよりも真剣

イスに置く時にも、そっと降ろし手もゆっくりと離しています。

どうかな・・・倒れません!

子どもたちは、安堵自信に満ちた表情をしています。

高く積むにしても教えたり、手伝うのは簡単ですが、子どもたちが試行錯誤しながらすることが大切な経験になります。

また、音の出る物を上に置く事で緊張感が出て、落とさないように運ぶには〝どうしたらいいのか〞お友だちがするのを考えながら見ていました。

子どもたちが試行錯誤をしながら、自分で出来た!と言う達成感が感じられるような経験が大切だなと感じました。

 

 

 

まふぃん上之園

寺田