池掃除をしました!

池掃除をしました!

 

「えっ~この中に入るの?」「気持ち悪い~(水が汚れていたので)」

池を目の前にした子ども達が、思わず〝ぽろっと〞言ってしまった言葉でした。

それもそのはず。

池は泥が入り、落ち葉が浮かび見た目も汚れていたからです。

お盆明けの放課後等デイサービスの活動は・・・

隣接するメディカルハウスの池掃除でした。

ですが、この池掃除から思わぬ気づきが二つありました。

詳しくは後ほどお伝えしますね。

 

実は、この池〝めだか〞〝おたまじゃくし〞〝ヤゴ〞が生息しています。

なのに、汚れていては〝めだかたちが可哀想〞と、まふぃんの子ども達にお掃除の依頼が舞い込みました。

日頃、ナガヤタワーの住人さん、メディカルハウスの皆さん。いろいろな方たちに支えられ、見守られているまふぃんの子ども達。

子ども達に伝えると、「やろう!」と頼もしい返事が返ってきました。

 

掃除当日。

デッキブラシ、ほうき、魚をすくう網を持ってやる気満々で出かけました。

しかし、汚れていたので、「えっ~。入りたくないな」としばらく池を見つめている子ども達。

どうするのかな?と思い反応を見ていると・・・

「よっし!やろう!」「やるしかないでしょ!」と気持ちを切り替え素足で中に入り、落ち葉をすくったり、デッキブラシできれいに磨いていました。

 

この、思わぬ展開になった時に〝やらない!〞ではなく気持ちを切り替えてやれるという事が大事になってきます。

自分がやりたくない事でも、

〝決まった事は我慢してする〞

学校生活でも社会に出てからでも

〝気持ちに折り合いをつけて〞

出来るという事は身に付けておきたいスキルの一つですね。

 

さて、池掃除での気づきとは。

それは・・・

①股つきのサンダルを履く時に何処に指を入れていいのか分からず履けない事。

(鼻緒を親指と人差し指で挟んで履くということが認識できない)

「このサンダル壊れてる。履けない」

と言うので見ると、鼻緒を避けて指を入れていたのです。

②おたまじゃくしを網ですくう時、下からすくわず、とんぼを捕まえる時のように上から網をかぶせる

勿論、すくえないので「全然捕まえられない」と言ってきます。

 

今まで、経験をした事が無かっただけでは?と思われるかもしれませんが〝使い方が分からない〞〝想像できない〞のは

認知力の弱さ〞にあります。どのような事かというと、

『見たり、聞いたり、想像する力が弱い』という事。

 

例えば

・見る力が弱い・・相手の表情やしぐさが読めず、不適切な発言をしてしまう。

・聞く力が弱い・・友だちが何を話しているのか分からず話についていけない。

・想像する力が弱い・・相手の立場が想像できず、相手を不快にさせてしまう。

など、認知力が弱いと対人関係を築く時に困難さが見られることがあります。

 

今回のサンダルが履けない、網の使い方が分からなかったのは、

『自分の目の働きと手(足)を結び付けて動かす事』が苦手だという事も見えて

きます。

これは、文字を適度な力加減で書く〞〝しっかり見て、認識して書く事にも繋がっていきます。

 

私たちは日常生活の中で〝初めての物(道具)〞を使う事があります。

その時に、似たような経験、目の前の道具、状況の中から〝どのように使えばいいのか〞を

想像して使います

 

日常の何気ない事から(出来ていて当たり前と思い込んでいる事)見えてくる子ども達の

〝あれっ?〞〝こんな事が出来ていなかったのだな〞という事。

 

今回、池掃除を通して、子どもたちの新たな一面が見えてきました。

そのような事を見逃すことなく、しっかりとした視点で日々見ていく大切さを感じた出来事でした。

そして、出来ないと何故困るのか(どのような所に繋がるのか)など、考えて子どもたちの普段の様子を見ていきたいと思います。

 

参考文献

ケーキの切れない非行少年たち 著者「宮口幸治」

 

まふぃん上之園

寺田