花の苗植えを通して

土曜日の放デイ、子ども達と花の苗植えをしました。活動のねらいは、

・花の苗をグループで話し合いながらすることを通して、感情のコントロールができること

・土に触り花を丁寧に扱うことができること、です。

公園や町の中にも色とりどりの春の花が植えられていますが、毎日忙しい子ども達、気付いているでしょうか?

移り変わる季節を、花の苗植えから視覚的に感じてほしい、という願いもあり活動に取り入れました。

 

子ども達に今の季節はいつか問いかけると、春、冬、春と冬の間、という意見が。

高学年のT君は、「節分が来て立春を過ぎたから春だよ」と素晴らしい回答をしてくれました。

そこで、春になったらどうなる?どんなことをしたい?と問いかけると、

・あたたかくなる

・一つ学年があがる

・桜がさく、お花見に行く

・1年生が入ってくる

などの意見が出ました。

一人の子が「春野菜を植えたい!」と意見が!!。

でも、まだまふぃんの畑には大根が植えてあります。

そこで、

花の苗の入った段ボール箱の中を見せました。子どもたちは「おお!」とびっくり。

3グループに分かれて、活動のスタートです。

〇花の種類分け(観察力、思考力を養う)

子どもたちに分別してもらったのですが、これが難しいでした。同じ種類の花でも色が違うと別の花、と思っている子どもが多いのです。パンジーとビオラの区別には時間がかかりました。

〇グループ活動(話し合い:気持ちに折り合いをつける)

鉢はどれにするか、どの苗を植えるのか、話し合って決めてもらいました。おしゃれな鉢は人気です。2グループが手を挙げました。「ジャンケンだ」と意見が出ましたが、もう一度グループで話し合わせることに。「譲ってもいいよ」「いや、シャンケンで決めようよ」と意見を交わしていました。グループ活動になるとどうしても発言力のある子どもの意見が優先されてしまいます。そうさせないために、話し合いの場を設け意見を言わない子どもの発言も引き出していきます。グループの出した結論は「ジャンケン」。皆が納得した上で鉢や花の苗をどれにするか決めることができました。

次は、自分たちで選んだ花の苗、何なのか、調べます。「なかなか見つからない」「これじゃない?」「見つけた~でも名前がわからない」等々、いろんな声が聞こえてきました。「僕もパソコンに触りたい」とずっと訴え続けるA君。A君にとっては思い通りにならない経験です。ぐっと我慢しながらパソコン画面をみていました。よく頑張りました。

 

〇花は折れたらどうなるの?

動画で植え方を確認した後、苗を優しく扱うように伝えて作業開始。土に触るのが苦手な子どもも素手で触っています。そんな中、苗のポットから取り出すときに、花を折ってしまったB君。

「花が折れてしまった。これはどうなるの?」と近くの職員に質問しました。

「折れた花はもう元には戻らないんだよ」

「・・・」

B君はその後、丁寧に苗を扱って植えてくれました。花の命、を感じた瞬間だったのかもしれません。

色とりどりの花の苗、きれいに植えることができました。小さな苗が大きくなるには、お世話が重要。たくさんの花が咲くようにしたいね、と皆で確認し活動は終了しました。

道端に咲きほこる花を見ると心が癒されます。

以前、ナガヤの住人さんが、ナガヤタワーの周りにマツバボタンを植えていらっしゃいました。

「きれいですね」と挨拶すると、「この花を見ていると子どもたちに見えるんですよ。かわいいですよね」と話してくださいました。“花を慈しむ心“を感じ優しい気持ちになりました。

また、まふぃんに植えてある野菜を住人さんが通りがけにいつも見てくださって「大きくなってきましたね」と声掛けをしてくださいます。とても有難いです。

子どもたちを取り巻く素晴らしい環境に感謝しながら、花の苗を大事に育てたいと思います。

 

「植物を育てるのは子育てと同じだよ。」以前そのような助言を頂いたことがあります。

「目をかける、手をかける」

植物は、ほおっておいたら枯れてしまいます。手をかけすぎても枯れてしまいます。植物をよく観察し、植物のの立場になって、何が必要なのかイメージすることが大切、ということなのでしょうか。

 

春になったら・・・

たくさんの花が咲くように、子どもたちのどや顔や笑顔が見られるように、スタッフ一同振り返りながら日々の活動を頑張りたいと思います。

 

まふぃん上之園 末吉