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2021.05.12

ブログ

挑戦状!(錦ヶ丘)

ある日の放課後等デイサービス。

こども園の園庭で元気いっぱい遊んで、汗びっしょりの子ども達がまふぃんに帰ってくると玄関にこんな紙が貼ってありました。

挑戦状

「ザリガニ釣りします。かかってこい。」

 

なんだこれーーー!!

一体誰からの挑戦状だ??

 

子ども達に

「この挑戦状どうする?」と聞いてみると・・・

全員一致で

「受けて立つ!!!」

なんとも頼もしい。みんなとってもいい顔をしていました。

 

さあ、決戦は一週間後です。子ども達は、この挑戦状にどうやって挑んでいくのでしょうか。

 

竿作り


平日の子ども達は大忙しです。宿題をして、おやつを食べて、時間になったら活動も始まります。

自由遊びの時間にそれとなく、挑戦状と釣り竿を作るコーナーを置いてみました。

早々に宿題を終わらせた子から釣り竿作りを始めていました。

「あんまり紐が長いとたるんでしまうから、短くしよう」

「ザリガニははさみで挟むから針はいらないんじゃない?」

「お父さんと釣りをした時には、糸を巻くリールがあった」

みんな自分の経験と知識、想像をもとにザリガニを釣るにはどうしたらいい?と考えを巡らせて、思い思いの最高の一本を作るために魂を込めているようでした。

 

困っている1年生に優しく教えてあげる姿もありました。素晴らしいですね。

 

 

どうやったら釣れるかな?


それぞれで釣り竿は完成したところで、どうやって釣る?餌はいる?と疑問がわいてきたようです。

「ネットで見たら、食パンといりこで釣れるらしいよ」と教えてくれる子がいました。

「ソーセージでも釣れるって」と言う子も。

みんなザリガニ釣りが楽しみで、家でも色々調べたりお父さんに聞いていたようです。

 

今回のザリガニ釣りを計画するにあたり、職員の間でもザリガニ釣りの話題で持ちきりでした。私はザリガニを釣ったことはなかったのですが、子供の頃よく釣って遊んでいたという、まふぃん号の運転手さんから

「ザリガニはザリガニで釣るのが一番だよ。」との衝撃の発言も!

 

 

いざ!ザリガニ釣りへ!


こども園のビオトープには、ザリガニの他にもメダカやドジョウもいます。

実は今回のザリガニ釣り、挑戦状の送り主がこども園から「外来種のザリガニが繁殖しすぎていて困っている」との話を聞いて、是非子ども達に楽しみながらザリガニを捕まえてもらおう、との意図もあったようです。

 

さあ、渾身の一本竿をもった子ども達が早速ザリガニ釣りを始めます。

 

なかなかうまくいきませんねー。

食いつきはするものの、慌てて竿を上げて逃げられたり・・・

目の前の餌になかなか食いついてくれなかったり・・・

 

子ども達も、力加減や糸を垂らすタイミングと真剣にザリガニとの駆け引きです。

糸が長すぎて絡まっちゃいましたねー

 

 

結局この日は一匹も釣れず、がっくりと肩を落とす子ども達。

しかし、「もうやりたくない!」と怒る子は1人もおらず、むしろリベンジに燃える子ども達。「竿をもっと丈夫にしないとダメだ。」「竿を挙げるタイミングが難しいんだよねー」

「家で練習をしてこないと!」と次の挑戦へとやる気満々です。

 

 

スマホ一台で何でも楽しめる時代に、手作り竿を作り、「どうやったら?」と試行錯誤し、服や手が汚れても気にせずにザリガニ釣りに夢中になる様子を見て、何だかホッとさせられた一日でした。どんなに便利な世の中になろうとも、子ども達の夢中になることや豊かな感受性は変わらないですね。

 

まふぃんで行う活動は、私たち大人が子供だった頃の原風景を元に組み立てることがあります。

皆さんも昔やったことはありませんか?学校の帰り道にこっそり通った細い抜け道。縁石の上を落ちないように渡ってみたり、車が通る度にジャンプしてみたり。子供の頃私たちはそこで危険を回避することを身をもって体験し、どうやったら成功するかを真剣に考えていました。そして、親に怒られないように何食わぬ顔で帰宅してミッションクリア。毎日の登下校がリアルゲームの世界だったように思います。

もちろん実際に活動で縁石を渡ったりをすることはないのですが、これをヒントに運動遊び等を行なっています。私たちが子供の頃に感じたワクワクする気持ちは今の子ども達もきっと同じです。ワクワクする活動にもきちんと療育の意図を持ち、今後も取り組んでいこうと思います。

 

 

一匹も釣れず悔しいながらも、次への闘志を燃やす子ども達にまたもやこんな張り紙が。

 

悔しいねー!次は必ず釣ってみせるぞ!

次のザリガニ釣りまできっと子供たちも職員も、ワクワクしながら作戦を練っているでしょうね。

でもこの挑戦状、一体誰からなんでしょう・・・次回のザリガニ釣りで正体がわかるかな?

 

まふぃん錦ヶ丘

児童発達支援管理責任者 吉村

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受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

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