お米プロジェクト~苗作り編 上之園~

田植えのシーズンになりました。

4月、まふぃんの子どもたちもお米作りに挑戦することを話し合いました。

田植えに向けて、5月は種まき、苗作りの準備を試行錯誤しながら行い、順調⁈に進んでいます。

お米プロジェクトでは、お米が育つ課程を知るだけでなく、子ども達の生きる力を育てたい、という壮大なねらいがあります。

種うえ、苗作りでは、稲の持つ生命力を感じたり、稲がどのように育つのか想像したりする力を育むことがねらいです。

それでは早速、子どもたちの活動の様子を紹介いたします。

 

〇 芽が出るかな?          

 

「これ、な~んだ?」

子どもたちに種もみを見せました。子ども達は興味津々です。自由な発言を見守りました。

「なにこれ?」「種?」「お米だよ」「見たことある!!」

「皮がむけた、やっぱりお米だ!!」

「なんだか茶色い。」

「これ、食べられる? ガリッ、かたいよ~」

「これを炊飯器で炊いて食べるんだよ~」

自分たちの生活の中で得た情報を引っ張り出して、やり取りをしながら、お米であることに納得したようです。

 

「これは、お米の種なんだよ。これを植えて、お米を育ててみよう。」と、3日前に水につけていた種もみを見せました。

それを見た子どもたちは・・・

「あれ、何か根っこが出てる!」

「本当に芽が出るかな⁈」

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ワクワクしながら種まきです。

芽が出ますように・・・

大きくなりますように・・・

そんな願いを込めて、種まきは終了しました。

 

〇 すくすく育つ苗たち        

 

種まきから、1週間ぶりに登園した子どもは苗の成長にびっくり。

「芽が出てる!!」「かわいい~」と言いながら優しい表情で見ていました。

 

植物の持つ生きる力に職員も感動するばかり。まふぃんに新しい仲間が増えたような気持ちです。

3週間たつとふさふさの立派な苗に育ちました。植物の持つ生命力はすごいですね。

 

〇 植え替え~苗の気持ちを想像して~      

苗が十分に育ったので、そろそろ植え替えをしなければいけません。

子どもたちに質問します。

「苗が育ってよかったね~。」

「このままで、お米ができるかな・・・今の苗の気持ちはどんな気持ちかな・・・?」

苗の気持ちになることにより、相手の気持ちを考える経験になると考えました。

 

子ども達の中には、友達とのコミュニケーションがうまくできない、という悩みを抱えている子が少なくありません。その原因には、相手の気持ちを想像する経験が少なかったり、自分の気持ちを優先させてしまう傾向が強かったりすることがあります。そこで、苗の気持ちを考えさせることで、苗の為に何をしたらよいか、相手の立場で考える機会を設けました。

子ども達から、

「せまいよ」「水が欲しいよ」「広いところにいきたいよ」

「土が欲しいよ」「肥料がほしいよ」

の発言が出ました。困っている苗の気持ちが想像できたようです。

「バケツに植え替えしなくちゃ!!」

「そうだね、田んぼに植え替えをしなくちゃ、大きくならないかもね。」

解決案は子ども達の中から生まれました。

子ども達の想像力は無限です。しかし、考える機会がなければ、想像することはなかなかできないでしょう。

毎日の生活の中では、早く、早く、と時間に追われてとにかく終わらせることを優先にしまいがちです。

まふぃんの放デイでは話し合いで意見交換をしたり、ロールプレイをして自分以外の立場に立って考える活動をとても大切にしています。

コミュニケーション力、想像力が豊かであれば、よりよい対人関係が生まれ、毎日を生き生きと過ごせることでしょう。

苗の気持ちをたくさん発表してくれた子ども達、やさしい気持ちを皆で共有できて、とても嬉しかったです。

また、バケツが足りない場合を考えてリンゴなどの入った発砲スチロールの箱を、子どもたちに近所の八百屋さんにもらいに行ってもらう活動も取り入れました。

地域の人との関わりを経験する場です。お願いする時のコミュニケーションの取り方(挨拶、お辞儀、伝え方、お礼)を学ぶ貴重な体験となりました。

 

さて、お米プロジェクト~苗作り編~はここまで。

次回は、まふぃんの田んぼ~土作りから田植え~の活動を紹介いたします。

わくわくのお米プロジェクト!!

お楽しみに!

 

まふぃん上之園 末吉