苦手を乗り越えて

わらべうたや段ボール遊び、新聞遊び…まふぃんには子ども達が夢中になる活動が沢山。そんな活動の中で、一回り成長する瞬間を見られる事もあります。

 

まふぃん利用を始めて5ヶ月程経った年少少のAくん、活動に参加する中で沢山の変化が見られましたので、ご紹介させていただきます。

 

利用当初は、迎えに来たまふぃん職員を見ただけで泣き出してしまいました。

初めての場所に初めての人、不安がいっぱいです。

まずは新しい環境や職員に慣れて、安心して過ごすことができるようになることが第一。

不安を受け止め、誰とでも安心して過ごせるように、様々な職員が対応しました。

涙が止まって落ち着いたら、少しずつまわりを見られるよう体の向きを変えて、友達や友達がやっていることへの興味を広げていきます。

 

段ボール遊び

1ヵ月もすると泣く時間も短くなり、童具(積み木)やブロックが出ていると、自然と職員から離れて遊べるようになりました。

でも、活動になると職員に抱っこされて見ていることが多いAくん。

まずは「Aくん活動に参加できる」をねらいとして打ち合わせ、活動に臨みました。

子ども達も大好きな、小さめの段ボールをたくさん使って遊ぶ段ボール遊びです。

自由に積んだり、倒したり、取り合ったり・・・様々な展開の中で色々な遊び方が見つかるはず。

童具遊びやブロック遊びが大好きなAくんなら、やってみたくなるでしょう。その中で、友達と関わる場面もたくさん出てきます。

活動が始まり、いつものように職員の横で様子を見ていたA君…

山盛り段ボールと、夢中で遊ぶ子ども達を見ているうちに自然と1人で立ち上がり、段ボールをつかんで積み上げはじめました。


初めて活動に参加できた・・・!

でも、友達が近くに来たことに気付くと「いーや!」と大きな声を出して座り込み、床を手で叩いて怒ってしまいました。

それでもいつものように泣き出してしまう事はなく、最後までみんなと同じ空間で遊ぶことができました。

一歩前進です!

活動の中でA君の行動を予測しながら対応していくと、少しずつAくんの苦手が分かってきました。

友達との距離が近くなること友達と一緒に物を使うこと、それと、注目されることが嫌なようです。

子ども達が全員で動く自由遊びには参加できるようになりましたが、みんなの前でシーツに乗るシーツ列車や、ジョーゼットをくぐる遊びは、待っている間はきちんと座って待ってくれているのに、名前を呼ばれると「いーや!」と言って怒ってしまいます。

やりたい気持ちはあるけれど、恥ずかしいのかもしれませんね。

でも、嫌な事をちょっと我慢することも大切です。

 

 

わらべうた遊び

ふわふわのジョーゼットで、上から下からおおかぜこい♪をして遊びました。

名前を呼んでいくと、友達が立ち上がったのにつられるようにしてAくんが立ち上がったのです。

全職員がびっくり。

次のターンでAくんは名前を呼ばれると、上から下からおおかぜこい♪のうたに合わせて、走りきることができました。

走りきって職員とハイタッチ!

 

ちょっと照れているようなはにかみ笑顔を見せてくれました。

「やった!頑張ったね!」

絵本を読む時や終わりの挨拶では職員も驚くほど良い姿勢をしてくれるAくん。きちんとがんばってくれる所を褒めると照れてしまいそうですが、たくさん伝えていきたいと思います。

活動へ意欲的に参加できるようになったり、少し注目されることも気にしなくなったAくん。今後は友達と距離が近くても少し我慢して遊んだり、適切な方法で自分の気持ちを伝えられるようにすることなども目標に、楽しい活動をしていきたいと思います。

 

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田