お知らせ

2025.09.22

ブログまふぃん(上之園)

お味噌汁大作戦

今年の夏休みは、放課後等デイサービスの子どもたちが味噌汁作りに挑戦しました。毎日のように継続して取り組んだこの活動は、子どもたちにとって大きな学びの機会となったようです。

具材は園庭で育てた夏野菜です。自分たちで育てた野菜をどうやって食べようかというところから話し合いが始まりました。まふぃんのおやつは、自分たちで握るおにぎりが定番です。「おにぎりに合うものは何?」と職員が一声投げかけると、お味噌汁作りに決定しました。ご飯とお味噌汁を作れると、毎日のご飯もどうにかなりそう。子どもたちの自立へと繋がります。

ほとんどの子どもが味噌汁を作った経験はありません。まずはタブレットで作り方を調べてみるところからスタートしました。しばらくすると「ダシがいるって!」「ダシってなに?」と戸惑う声が聞こえてきました。下調べが済むと、次は煮干しと味噌の買い物です。

大人がつい口や手を出したくなりますが、安全面に注意しながら、そこはそっと見守り子どもたちが困ったときにヒントや助け舟を出すにとどめます。そうすることで子どもは自分で工夫したり、計画を立てて実行していったり、他者と助け合ったりすることを学んでいきます。

最初に完成した味噌汁は味噌がやや薄かったようでしたが、味は格別でした。野菜が苦手な子どもも「おいしい‼ これなら野菜も食べられるよ!」と大絶賛。お代わりをする子どもの行列ができました。

継続して取り組むうちに、子どもたちはどんどん工夫をするようになりました。毎回計量カップで量っていた水の量は、次第に「15人分ならこのお鍋の半分くらいの量でいい」と感覚で分かるようになりました。味噌は目分量で量り、味見をして薄かったら足して調整するなど手際も良くなっていきます。ほかにも「煮干しは水に浸けておいた方がダシが出やすい」「味噌は火を止めてから溶くと香りがいい」など、経験から学ぶコツがたくさんあったようです。

この取り組みは、それぞれの得意なことを活かす場にもなりました。絵や文字を書くのが好きな子どもは、ポイントをまとめたレシピを作成。買い物が好きな子どもは、レシートを集めて資料を作ってくれたので、「〇人分だったら□□□はこのくらい必要。予算は△△△円」とすぐわかるようになりました。

夏休みも終盤になると、夏野菜のほか厚揚げやワカメが入った栄養たっぷりのおいしい味噌汁が完成。楽しいことや好きなことに対して、子どもたちが主体的に動く姿が印象的でした。

まふぃんではこれからも実体験を通して子どもたちの生きる力や、他者と協力しながら物事を成し遂げていく力を育んでいきます。

上薗

お問い合わせ

児童発達支援事業所まふぃんのウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。 当施設に関するお問い合わせは、お電話にて受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

まふぃん(上之園町)

TEL 099-250-9361

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

まふぃん錦ヶ丘(吉野町)

TEL 099-210-7840

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

塔ノ原福祉会の採用・求人情報
私たちと一緒に楽しく真剣に働きませんか?採用情報はこちら