新型コロナウイルス勉強会

新型コロナウイルスによる連日の報道に皆様、不安な日々をお過ごしかと思います。

そんな最中、昨日は小中高及び特別支援学校が臨時休校となる旨が決定されました。

まふぃんでは衛生面に十分配慮した上で通常業務を行っております。

少しでも保護者の皆様のお力添えになれればと思っておりますので、利用日、送迎などお気軽に相談ください。できるだけ柔軟な対応をさせていただきます。

 

さて、昨日の今日ということもあり、早速ですが子ども達にも「新型コロナウイルス」の勉強会をまふぃん・まふぃん錦ヶ丘両園で行いました。

 

低学年にもわかりやすい紙芝居風なテキストを用い、みんなでコロナウイルスへの理解、気を付けるべき点、など確認することができました。

「聞くときはしっかり聞く!」

日頃から活動の中にも取り入れている効果がこのような場面で試されますね。

姿勢正しく、真剣な眼差しで職員の話を聞いておりました。

 

終盤には3人前に出て「あわあわ手洗いのうた」を歌ってくれました。

 

2月もあっという間に終わり、いよいよ春めいて参りました。

甲突川が桜で満開になる頃には、この新型コロナウイルスの流行も終息に向かうことを願うばかりです。

 

来週からの臨時休校中の対応についてなにかご不明な点がございましたらいつでもお電話ください。

まふぃん・まふぃん錦ヶ丘スタッフ一同、皆様をサポート致します。

 

 

まふぃん上之園 園長

廣田 恭平

 

 

 

新型コロナウィルス感染症への対応について

平素より、まふぃんへのご理解・ご協力ありがとうございます。

 

新型コロナウイルスに係る小中学高校及び特別支援学校の臨時休校について国からの要請があり、鹿児島市でも休校措置をとることが示されました。
厚生労働省からは児童発達支援事業所においては、感染の予防に留意した上で原則開所とするとの通達がありました。
そのため、まふぃん・まふぃん錦ヶ丘におきましては休校期間中も通常通り開所いたします。
利用にあたりましては以下の点にご協力いただけますようよろしくお願いいします。

 

  1. ご利用前にはご自宅で必ず検温を行ってください。37.5℃以上ある場合は利用をお断りいたしますのでご了承ください。
  2. 活動中に37.5度を超える場合にはお迎えをお願いいたします。
  3. 過去に熱があった場合、解熱後24時間が経過していること、呼吸器症状が改善していること、を職員が確認させていただきます。
  4. 休校期間中の送迎対象児の迎えはあらかじめ集合場所と時間を設定致します。集合場所につきましては後程ご連絡致します。(どうしても時間内に集合場所へ連れて行くことができない保護者の方がいらっしゃればご連絡ください。)※保護者による送迎、ご自宅が近ければ徒歩での通所でも構いません。
  5. 休校期間中におきましても、欠席する際にはご連絡ください。
  6. 職員も37.5度を超える場合や咳などの症状がある場合には退勤の対応を取ります。そのため、活動を安全に行う職員配置が難しくなった場合には活動をお休みする場合もあることをご了承ください。
  7. ご自宅でも手洗い・うがいの徹底、夜更かしをせず十分な休養を取るようご協力ください。

 

異例の休校措置となり、お困りの保護者の方も多いと思います。当事業所と致しましてはお子様・職員の感染のリスクに配慮しながらも、少しでも保護者の皆様のサポートとお子様への平素通りの支援ができればと考えております。ご要望、ご不明な点、ご質問等ありましたら、ご連絡ください。

 

社会福祉法人塔ノ原福祉会本部 堂園

声を掛け合って

声を掛け合って

 

今年は4年に1度のうるう年で、1年が366日ですね!そんな4年に1回の2月29日

のうるう年は何をして過ごされますか?ついでに土曜日!何となく、わくわくしてしまうのは私だけ?でしょうか!(^^)!

 

ある日の放課後等デイサービス。

「ゆっくりね」「置くよ」と声を掛け合いながら段ボールを運んでいる子どもたち。その姿を見てとても頼もしく、嬉しくなったのでお伝えしたいと思います。

 

今回のねらい

「気持ちをコントロールしながら静かに待つ事が出来る」

「最後まで落とさずに慎重に運ぶ事が出来る」

 

まず始めに一人で段ボール4個を運びます。しかし一番上は細長い段ボールが乗っているので持ち上げて運ぶのも不安定。なのでゆっくり持ちあげて慎重に運ばないと、持ち上げた途端崩れてしまいます。もちろんゴールまで気が抜けません。

いつもは落ち着きのない子も「落とさないようにね」と言われ、集中して慎重に運んでいました。

 

 

さあ、ここからが本番!いろいろな形に組み合わせ不安定にした段ボール上に、金の蓋に乗せたボールを乗せたり、プラフォーミング(大型のソフト積み木)を乗せ重さを出したり

難易度UP!

「今度はこれを運んでね!」と言うと「えっ~1人で!?」と子どもたち。

まさかね・・・

 

ルールは一つ。

『2人で最後まで落さない様に運ぶ』

どうやって運ぼうかな・・・

子どもたちの表情や個性を見ながらペアを決めるのも楽しみです。

今回は高学年と低学年がペアになるようにしてみました。

運ぶ時の様子はというと..

持ち上げる時にも相手の様子を見ながら持ち上げ、運ぶ時にも「ゆっくりね」と声を掛けたり、置く時にも「置くよ」と声をかけていました。

また、高学年の子が低学年の身長に合わせるように腰を屈めながら運ぶ姿も見られました。

 

2学期頃までは自分のペースで運びたい(相手のペースに合わせられない)、途中で落としたりすると相手を責めてしまうような発言をしてしまったり、怒ったりする事も見られました。

しかし、何度も繰り返すうちに〝どうすれば落さずに運べるか〞〝2人で落とさずに運ぶにはどうすればいいのか〞〝相手が自分より小さかったらどうすればいいのか〞を考えながら行動出来るようになってきたのだな思いました。

声を掛け合いながら、低学年の子が運び易いように腰を屈めながら運んでいる様子を見て

相手の事を気遣いながら活動をしている様子を見てとても嬉しく思いました。

 

自分より小さい子に優しく関わるといった行動や、思いやりの行動、または人に順番を譲る行動は、

『向社会的行動』とも言われ人との関係を良好にし深める社会性の発達にはなくてはならない大切なものです。

今回、小さい子に合わせ一緒に段ボールを運んだ事は、身体の動きを相手に合わせる事(援助行動)、相手を理解する事にも繋がっています。このような行動は、これから社会を生きていくうえで欠かせません。

人に合わせる、相手を理解する事で感情の交流も起こり、お互いの気持ちを尊重し合う事の大切さや一緒に目的を達成し合う喜びを感じる事が出来ました

 

異年齢やナガヤの方たちとの交流を深めてきた子どもたち。

色々な人たちとの関わりを経験し相手を気遣う、相手を尊重する気持ち、相手に合わせる力も育ってきたのだなと感じた出来事でした。

 

 

まふぃん上之園

寺田

構成あそび(積み木パズル)

「上手く入らないよ~」

「どうしたらいいかな?」

「待って、こうすればいいんじゃない?」

「できたー!」

友達と話合いながら活動に取り組んでいる子ども達です。

 

今回の活動は積み木!

積み木と言うと何かを作る活動をイメージすると思いますが、まふぃんの積み木遊びはそれだけではありません。高さ比べや積み木を使ったパズルなど、制限時間を設けたり、チームで競わせることでゲーム性のある遊びも行っています。

このような活動の中で子ども達は、積み木が崩れてしまった時、チームごとの競争で負けてしまった時の感情のコントロールの仕方、チームの友達との協力、自分の意見を伝え、相手の意見を聞き入れるなど友達との関り方などを学んでいます。

 

 

今回は、小学生にとって初めての「積み木パズル」

「今日の積み木はいつもと違うよー」と積み木を準備する職員に、何が始めるのかと興味津々の子ども達です。

「何するのー?」とワクワクドキドキ😳

 

「積み木パズル」とは、決まった数の長方形と正方形、三角などの積み木を箱の中に入れるという遊びです。

 

ぐちゃぐちゃに入れた積み木をきれいに入れるゲーム。

1回目は職員が、2回目は子ども達が問題を出します。

相手チームのパズルの問題を出すと分かると子ども達はニヤリ😏

「負けさせてやるー!」と一生懸命難しい問題になるように考えていました。

難しくしよう~!勝たせないぞ!!

 

制限時間は3分。

初めは「簡単じゃん!」と言っていた子ども達、箱の隙間がドンドン埋まっていきます。

他のチーム「やったー!終わった!!」という声を聴くと「うるさい!」と言ってしまったり、同じチームの友達にも「それ違う!」「邪魔しないで!」と怒り出してしまったりする子もいました。

 

勝負になると本気モード、勝ちたい気持ちが強すぎてついつい口調が強くなってしまいます。

「そんな言い方はしない」と言うと、その子は怒りたい気持ちを抑え静かになりました。強い口調で言うのは良くない事、相手が嫌な思いをする事、本当はちゃんと分かっています。

 

隙間が少なくなると難しい😫

「あれ、入らない!」

残りは長方形1つ、でも正方形の形が入る隙間しかありません。何度も箱から取っては入れを繰り返します。

長方形と正方形、形は違いますが体積は同じ積み木です。

 

結局、制限時間までに箱に入れる事ができず、「悔しい!」と言いながらも気持ちを切り替える事ができました。

形は違うけど、体積は同じ!

あれ、入らない!

どうやったら入るかな?

 

積み木遊びを通して、友達との関わりや感情のコントロールの仕方だけではなく、箱の面積と決まった量の積み木の体積の関係性形や大きさの概念を、遊びを通して体感しています。

「長方形はこんな形」「正方形を2つ繋げると長方形になった」など、実際の形に触れて形を知る事によって、図形をイメージしやすくなり、図形の学習にもつながっています。図形の学習は子ども達のつまずきやすい単元です。このような活動を通して、教科書に平面的に描かれた図形を頭の中で立体に組み立てられる事によって図形の学習への抵抗を減らして行けたらと思います。

積み木遊びによって子ども達がさらに成長していくのを楽しみにしています。

 

まふぃん 中村

大地の恵みからの 広がり

まふぃんの畑の様子を1月にご紹介しました。

暖冬の影響を受けて、畑のダイコンもそろそろ食べてみようかと・・・

 

2月15日、ナガヤタワーの住人さんも参加して野菜の収穫と調理をしました。

畑の野菜は大きくなっているのかな?

引っこ抜く作業、洗う作業はおおにぎわいでした。

「どれを取ったらいい?」

「うわあ、水が真っ黒になった!」

 

 

ちょっと予想よりは小さいけれど、初めて育てた野菜です。

きっと栄養たっぷりでしょう。

 

次は豚汁に入れるために、切る作業です。

3グループに分かれて、ナガヤの住人さんと一緒に切ってもらいました。

これまでの交流会(お月見会、ハロウィン、クリスマス会、バレンタイン等々)を通して住人さんと親しくなってきている子どもたちは、

「切るのが上手だね」

と言われて大喜び。嬉しそうに作業を進め、会話も弾んでいました。

調理のお仕事をされていた住人さんは、その経験を話されながら一緒に切ってくださり、子どもたちはぐっと親しみを持つことができました。

 

さて、

切った野菜がおいしい豚汁になるまでの間おしゃべりだけではもったいない!!

もっと住人さんと仲良くなるために、住人さんインタビューを行いました。

グループの住人さんのことを後で発表してもらう“他己紹介”です。

 

自己紹介はこれまで何度も経験していますが、他の人をみんなの前で紹介する経験は初めてです。

他己紹介を通して、どんなことを聞けばよいのか考えたり、質問の仕方や言い方を学ぶことができます。まふぃんの療育のねらいとしている、コミュニケーション力の向上につながります。

 

事前に質問の仕方、紹介し方の練習しました。

名前の聞き方⇒「名前を教えてください」

誕生日⇒「何月何日に生まれましたか」「誕生日はいつですか」

と決められた質問と、自由な質問をすることにしました。

 

本番は…

「好きな芸人さんはだれですか」

「きらいな食べ物は何ですか」

どのグループもスムーズに、そしてとても盛り上がっていましたよ。

 

 

他己紹介の発表では、

練習の時、声をもっと大きくゆっくりいえばよかった、と言っていたH君、本番では姿勢よく練習の時より大きな声で紹介することができました。

この経験がまた自信につながることでしょう。

 

さてさて、豚汁のお味は

 

「最高~!」「おいしい~!」「おかわり~!」

大成功でした。

 

大地の恵みを頂きながら、人と人との交流ができてとても有難いでした。

ナガヤの住人さんには、日頃からあたたかい眼差しで子どもたち見守っていただき、交流会では自宅を訪問をさせていただくなど、本物の人と人との交流を育ませてもらっています。

 

今回の経験も、子どもたちの将来、社会で生きていく力の根っこになっていくことでしょう。

大地の恵みと、ナガヤの住人さんのご協力に心から感謝しています。

 

今回の活動は職員にとっても新しい経験でした。

今度は何を植えようかな?どんな交流の場にしようかな?

春の訪れ、子どもたちの成長と共に、私たちも新しいことにチャレンジしていこうと思います。

 

まふぃん上之園 末吉

わらべ歌遊び(錦ヶ丘)

先日、子ども達とわらべ歌遊びを行いました。

 

まふぃんでは、わらべ歌遊びの時に『ジョーゼット』という軽くて薄い、柔らかい布をよく使います。

 

まずは歌に合わせて手の中に隠した布を当てる遊びから。

♪『おてぶし てぶし』

 

緩急をつけたりリズムに強弱をつけたりして難しくしたりもしますが、子ども達もよく手の動きを見ていて正解者続出!

年齢の低い子は一瞬「ん?わかんない」という顔をするのですが、他の子が「こっち!」を指をさす様子を見ながら真似してどちらの手の中にジョーゼットが入っているかを選んでいました。

遊びながら、周囲の人の動きや様子を観察して動く、という事が自然とできていました。

 

次は職員の動きを見て真似をしてみることに。

♪『にぎり ぱっちり』

 

歌に合わせて布を広げていきます。

徐々にふわふわ~と広がる様子を見て子ども達も大喜び!

 

もう一つ真似っこの遊び。
歌に合わせて布を上下に動かし、最後は上に投げ上げる動きで行います。

♪『ちゅっちゅ こっこ』

 

初めての子もいたので、ややロボットのようなカクカクした動きをしていましたが、職員の動きを真似て一生懸命に、でもニコニコしながら友達にしてあげる姿はとってもかわいかったですよ。

自分も楽しみつつ、相手の表情や動きを見ながら、お互いに期待を持って行うことができました。

 

 

お次は四人一組の遊び。

『おふねが ぎっちらこ』という歌に合わせてみんなで前後に動きます。

前に~

後ろに~

 

リズムをとりながらも、友だちに合わせないとできないこの遊び。実はすごく結構難しいんです。

前に動きたいのに後ろの人が引っ張って上手くいかない

後ろに下がりたいのに前の人が動いてくれない…などなど。

 

動きながらどうにか必死に合わせようとします。

…が、上手く合いません(笑)

 

自分の動きや気持ちだけではどうにもならない経験、協力すること、折り合いのつけ方など、言葉で伝えるよりもよっぽど理解できる遊びとなっております。

この遊びは経験を積み重ねていくと徐々に上手くなっていきますので乞うご期待。

 

また、この遊びは周囲の人と近づく、コミュニケーションをとるという人間関係の基礎づくりにも繋がっています。

 

まふぃんに来ている子ども達の中には、周囲の人の動きや気持ちを読み取るのが苦手で距離をとろうとする子もいます。

それ自体は決して悪いことではありません。しかし、これからより大きな集団、コミュニティに入っていく中で、ある程度のコミュニケーションが必要になってくるか場面も増えてくると思います。

そのためには、まずは人と接する経験、ある程度の会話や気持ちのやり取りが必要になってくるはずです。

 

まふぃんではこれらのことを意識して普段の活動を組んでいるのですが、わらべ歌はリズムをとったり周囲の子と動きを合わせたりするほかに、自然と人と近づく経験を積むのにとても役立っていますよ。

 

 

さあ、最後は大きな布を使った『いなかのおじさん』というわらべ歌。

通常は『ずいずい ずっころばし』のような役を決める遊びなのですが、この日は職員がサンタクロースの袋のように担ぎ、部屋をぐるぐる歩いてみました。

歌はというと『いなかのおじさん たんぼみち とおって かえるをふんで げろげろげ』というなんとも言えない歌詞。

そんな歌を歌いながらピョコピョコと動く職員を見て最初はキョトンとしていた見ていた子ども達ですが、なんだかおかしなリズムと歌詞と動きにひかれて「ぷぷぷっ」と笑い出します。

 

そこで別な職員が「後ろについて行ってみたら」と促すと、一人、また、一人と先頭の職員について歩き始めました。

いつの間にか全員に…!

 

ぐるぐると回っているうちに笑いの連鎖が起こります。みんな良い表情になるんです、これが。

 

最初こそ簡単な促しはしますが、後は「楽しそう」「行ってみたい」という子ども達自身の気持ちの変化によって遊びの輪は広がっていきます。大人が促しすぎると「やらされてる」という気持ちを持つ子もいるかもしれませんが、この遊びでは楽しい雰囲気の共有や気持ちの繋がりを感じられたのではないかと思います。

 

目で見て、音を聞いて、リズムを取って…など、わらべ歌遊びには五感を刺激する要素がたくさん詰まっています。楽しみながら自然とお互いの距離感をつかんだり動きに合わせたりできる要素を持っているわらべ歌遊び、今後もゆったりと、時にはおもしろおかしく展開していきたいと思います。

 

今回、わらべ歌の歌詞は省略し、タイトルのみ記載させていただきました。わらべ歌は伝承の遊びでもあるので、まふぃんで覚えたわらべ歌をご自宅に帰って歌ってくれたら嬉しいです。

すぐにでも知りたいという方は、ぜひ職員まで聞いてくださいね♪

 

 

児童発達支援管理責任者 今屋

♡Happy Valentine♡

♡♡♡2月14日ハッピーバレンタイン♡♡♡

ハートがドキドキするイベント!バレンタイン♡

このイベントに向けて、放課後等デイサービスの子ども達は着々と準備をしてきました。

いつもお世話になっているナガヤの住人さんへの日ごろの感謝をこめてプレゼントです。

2月14日ナガヤの住人さんのお宅へ訪問する為、ポスターを作製して、ナガヤタワー入口に貼りだします!

プレゼントするための準備です!

折り紙で♡を折ります。

折り紙の得意な生徒が中心になり、わからないお友達に教えながら折っていきます。

心を込めてひとつづつハート型の折り紙を折りました。

次に住人さんへお手紙を一言添えるために、メッセージを書きました。

頂いたとき、喜ばれる文章はどんなかな?

質問すると

「いつもお世話になっているから、ありがとう。」

「交流会にいつもきてくれてありがとう。」

「食べて下さい。」

「お元気でいて下さい。」

思いやりの言葉が溢れてきます。

お手紙の文章に絵や彩りが添えられ、子ども達の心のこもったメッセージカードが出来ました。

次はプレゼントの買い出しです。

ハートの折り紙の中に入れるお菓子を買いに出かけました。

子ども達が選んだお菓子は

・あずきのチョコレート

・ミニドーナッツ

・おせんべい3種類です。

限られた予算の中で、どんなお菓子が喜ばれるか考え、話し合いお買い物しました。

できたハート型の折り紙の中にお菓子を入れます。

準備万端!

さて訪問するための大切なことを確認する為、住人さん役の園長先生と練習しました。

ピンポ~ン!

R君「まふぃんの○○です。いつもお世話になっています。ありがとうございます。チョコレート食べて下さい。」

住人さん役の園長先生「うわ~ありがとう。うれしいなぁ。これはお返ししないといけないのかな?」

R君「結構です!」

おっと~職員は想定外の言葉を発してくれました!

丁寧な尊敬語が使えています。

す・素晴らしい!!!すごいぞR君!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一連の過程を経て

さぁ出発~!

ナガヤタワーへ入ると、

管理人さんが案内してくださっています。

ナガヤの住人さんのお宅へ訪問します。

練習した通り訪問先で

笑顔あふれる交流がそれぞれできました!

「こんにちは~!まふぃんの○○です。いつもありがとうございます。

「ハッピー。えっと ハッピーバースディ!」

バレンタインをバースデイと言ってしまったK君。

こちらはかえって笑いをとり、

ご愛敬(笑)

Aちゃんは、交流を始めた頃、職員の顔を見たり、もじもじしてなかなか発言することが出来ませんでした。

この一年、たくさんの交流の機会に参加し、お月見でお団子を作ったり、クリスマスでケーキを一緒に作ることで、自然と会話も弾むようになり、訪問先でもスラスラと自然に会話ができるようになりました。

そして昨年引っ越してこられたNさんにプレゼントを渡したAちゃん。

このように

自然と笑顔と喜びが溢れています。

振り返るとじんとして心がなんともほっこりします。

一つのイベントに向けて

手作りの折り紙を皆で教え合いながら心をこめて作成し、

どんなものが喜ばれるか話し合いをしてプレゼントを買い、

メッセージに思いやりを添え、

実際に訪問し、

心の交流を重ねていく過程と場面。

思いやりと感謝の気持ちをそえて、人のつながりや心の交流を重ね、社会性を育む姿を目の当たりにして、心温まる体験をさせていただいていることに感謝の気持ちでいっぱいの日々です。

ハッピーバレンタイン♡心をこめて

 

まふぃん上之園

有川

ナガヤの住人さんからのお届け物

ある日の放課後等デイサービス、いつものおにぎりの隣に見慣れないタッパーがおいてあります。

箱の中身は「梅干し」と「大根の漬物」。

ナガヤタワーの住人さんから「まふぃんの子ども達へ」心温まるいただきものです。

 

「美味しそう!」「早く食べたい!」と楽しみにしている子どももいれば

「梅干しは酸っぱいイメージがあるから食べたくない」

と食わず嫌いの子どもなど反応は様々。。

 

そんな食わず嫌いの子もしばらく友達が食べる様子を見つめて

「梅干し1口食べてみようかな・・・」

と興味を持った様子です。

 

大きな口で梅干しを食べてみると・・・

「やっぱり、梅干しすっぱいんだね」

と口をすぼめて笑っていました。

 

なによりも挑戦したことに意義がある!

 

さて、もう1つの大根の漬物はどのように食べたのかというと、おにぎりの上にのせて食べていました。

 

 

周りの子ども達も「美味しそう」「やってみたい」と、次々に食べ方を真似していました。

「どんな味がするかな」と職員が問いかけると

「砂糖の味がする」

「醤油が入っているんじゃないかな?」と、友達同士で味入っているものを分析。

ソムリエになったつもりで味をかみしめていました。

 

何の調味料が入っているかな?

 

ナガヤの住人さんに「梅干し」「大根の漬物」頂いたことで、美味しく食べることが出来た子ども達。

 

しかし、まだお礼は言えていません。

そこで、「ナガヤの住人さんに、どうやってお礼をしたらいいかな?」と、子ども達に問いかけてみました。

すると、「手紙を書きたい!」「直接お礼を言いたい」と、意見が出てきました。

これまでのナガヤ交流会で、手紙を書いたり、直接挨拶をしたりなど、経験をしてきたからこそ、このような意見が出てきたのではないかと思います。

 

また、ナガヤ交流会で招待状を作ってきたことを思い出したからか、

「招待状を作ったら良いんじゃない?」

と言う子もいました。

招待状は、案内することを書くだけではなく、お礼も書くことが出来るのではないかと思っている様子でした。

その為、

「招待状は案内する時に出すものだから、お礼を書く手紙とは違うかな」

と、招待状の使い方を伝えると、「なるほど」と、納得した顔をしていました。

意見がたくさん出てきましたが、最終的には「手紙」「直接お礼に行く」ことに決まりました。

 

その為、まずは手紙を書く事から始めました。

でも、「漬物」「梅干し」を誰から頂いたのか、分かっていない様子だったので、ナガヤの住人さんを写真で紹介し、どんな方が「梅干し」と「漬物」を持って来てくれたのかをイメージできるようにしました。

すると、

「あの人、覚えている」「一緒にナガヤ交流会でお話をしたよ」

など、一緒に過ごしたことを思い出した子ども達。

この思い出したことによって、より心を込めて手紙を書く事が出来ました。

どの子も丁寧に手紙を書いていました。

 

手紙を書き終わると、ナガヤの住人さんに渡しに行きますが、その前にどうやって訪問をしたら良いのかを確認しました(ロールプレイ)

これまで、ナガヤ交流会で何度も訪問に行っている子ども達は、基本的な挨拶が身に付いているようで、

「こんにちは。まふぃんの○○です」「梅干し、漬物美味しかったです、ありがとうございます」

などを伝えたら良いことを知っていました。

まだ、訪問に行ったことがない子どもは、今回のロールプレイを通して、訪問をする時は「こんにちは」の挨拶をすること、頂いた時は「ありがとうございます」とお礼を言うことが、大切であることを学ぶことができました。

 

さて、みんなで訪問の仕方を確認した後は、それぞれグループに分かれて、手紙を渡しに行きます。

 

今回は、初対面の人に緊張してしまうAさんがいたので、「お礼を言うことが出来るかな」と正直心配していましたが、「頂いたものは、お礼をちゃんと言わないといけない」と理解し練習も重ねたので、小さな声で「ありがとうございます」と頑張って言うことが出来ました。

 

まふぃんでは、社会性を広げる為に、「挨拶の仕方」を身につけられるようにしています。

挨拶は「心地よい人間関係を築くためのマナー」として必要だからです。

 

その為、今回の活動やナガヤ交流会、SSTなどの活動を通して、「挨拶の仕方」を学べるようにしています。

 

今回の活動は、「挨拶の仕方」を学ぶ、良いきっかけになったのではないかと思います。

 

手紙を渡した次の日。

ナガヤの住人さんから、お返事が来ました。

「お手紙ありがとうございます。とてもうれしいでした」と書いてありました。

子ども達にも見せると「お手紙書いてよかった!」「お礼を言えてよかった!」と嬉しそうでした。

 

ここ1年でナガヤタワーの住人の皆さんとぐっと距離が縮まった気がします。

今までは意識をしないとしゃべることができなかったりしましたが、自然な会話から笑顔が増えた気がします。

春の息吹を感じるころ、またひとつナガヤの皆さんと楽しい思い出を共有できたらいいなと思います。

 

 

まふぃん上之園

亀澤

どうすればいいかな?

どうすればいいかな?


立春が過ぎ梅の花もすっかり咲きましたね。梅の別名は『春告草』。春の訪れを知らせているのですね。気をつけて見ると、菜の花やさくら草が咲き寒い中にも確実に春は近づいているのだなと感じます。

 

「こんにちは!」と元気に午後クラスの子どもたちが登園してきました。今日「何するの?」と聞いてきます。

部屋に入ると、様々な大きさの段ボールがゴロゴロ。それを見つけた子どもたちは、段ボールに駆け寄り早速〝高く〞積み始めました。

同じ段ボール遊びでも、午前と午後クラスでは遊び方や、活動の内容が違ってきます。

高く積むにしても、限られた数の段ボールで〝どうすればより高く積めるか〞という事を考えながら行っています。

例えば、4歳のA君。

「届かない。して」と職員に頼みにきました。

積んであげるのは簡単ですが、考えて積んで欲しいと思い「どうすればいいかな?」と言ってみると・・・

しばらく考えていましたが、何か思いついたようです。

作戦スタート!

作戦1…段ボールを投げてみる→上手く乗らない。

作戦2…段ボール1個を踏み台にする→まだ届かない。

作戦3…その上にもう1個重ねて乗る→やった!大成功‼

満面の笑みで小躍りし、職員とハイタッチ😊

ただ、段ボールを積んだだけのようですが、たったこれだけの中にも『自分で考える、工夫する』『諦めずにやり遂げる』事を経験し、出来た!という達成感や自信に繋がるのです。

 

次に活動ですが,

 

まず、段ボール3個を重ね運びます。〝最後まで落とさないようにね~〞

今回の段ボール遊びのねらい

ルールの理解ができる(落とさないように運ぶ)』
『思い通りにならなくても感情を抑える』

 

姿勢のいいお友だちから呼ばれるので

「誰にしようかな?」と言うと、みんな背筋を〝ピーン〞と伸ばします。

笑顔で見つめてくるので迷ってしまいます。

3個運べるかな?

全員落とさずに運べました。「簡単!」とドヤ顔の子どもたち。

 

じゃ、これはどうかな…

〝金の蓋に乗せたボール2個〞を見せて「今度はこれを段ボールの上に乗せるよ。」

「落とさないようにね」と言うと、子どもたちの表情が変わりました。

初めての課題に〝えっ!〞といった表情や〝面白そう〞と早くやりたくて仕方がなさそうにしている子、反応は様々でした。

どうすればいいかな?

持ち上げる時から、どうやったら落とさないで持ち上げられるか、少し持ち上げては手の位置を変え工夫している様子が見られました。運ぶ時にも、ゆっくりと慎重に歩き、表情

もさっきよりも真剣

イスに置く時にも、そっと降ろし手もゆっくりと離しています。

どうかな・・・倒れません!

子どもたちは、安堵自信に満ちた表情をしています。

高く積むにしても教えたり、手伝うのは簡単ですが、子どもたちが試行錯誤しながらすることが大切な経験になります。

また、音の出る物を上に置く事で緊張感が出て、落とさないように運ぶには〝どうしたらいいのか〞お友だちがするのを考えながら見ていました。

子どもたちが試行錯誤をしながら、自分で出来た!と言う達成感が感じられるような経験が大切だなと感じました。

 

 

 

まふぃん上之園

寺田

だいこん餅

本格的な寒さが、北風に乗ってやってきているようです・・・

小学校でも、インフルエンザが流行りだしています。みなさんご注意ください・・・

 

こんな寒い中でも、吉野の畑では、陽の光を浴びた冬野菜が元気に育っています。

先日、放デイの子ども達と、錦ヶ丘の駐車場の端っこにある畑で、大根をとらせていただきました。

みんな、大根やカブ、ブロッコリーなどが植えてある畑まで来ると・・・

「え?どれが大根?」

「これじゃない?」

「いや、それはブロッコリーでしょ」

と、それぞれがどれが大根なのか分からない様子。

じゃあ、みんなで大根だと思うものを指さしてみて。と声をかけると

案の定みんなバラバラです。

 

 

という事で、当初は大根のみ抜かせていただく予定でしたが、

子ども達のモヤモヤを晴らすためにも、それぞれ選んだものを抜いてもらうことにしました。

 

よいしょ!!

 

お!大根だ!!

あれ??これはカブだ・・・

かわいい大根が掘れたねぇ!

それぞれが大根だったりカブだったりを掘り当てて、じっくり眺めてみると小さな葉っぱの違いが分かったようでした。

よーし!掘り当てた大根とカブを洗ってみよう!

 

それぞれのカブと大根をタライで洗っていきます。

一つのタライにギュウギュウになりながら、手を使ってゴシゴシ洗っていきます。

土に触るのが苦手!という子もいますが、みんなと一緒だとそんなこともあまり気にならないようで、自分が大きい大根を綺麗にする!とか、誰よりも白くするぞ!と言って夢中になっているようでした。

洗っている途中で、

「大根は大根の匂いがするけど、カブは土のにおいがする!」

という気づきもありました。

みんな、濡れている大根とカブに鼻を近づけて・・・

「土だ!!カブは土の匂いだ!!大根は大根おろしの匂いがする!」

と、新たな発見に興奮しているようでした。

 

   

 

綺麗に洗った大根を部屋に持ち込み、まずは葉っぱを落とします。

葉っぱを落とした姿を見て

「これでスーパーに売ってる大根だ。」

と、男の子が言いました。

そうだよね、お店で見る大根はこれだよね・・・

なかなか、ダイコン葉を見る機会も減ってきているようです。

 

さて、大根餅を作るために、まずは皮をむきます。

これまでも、クッキングで人参やジャガイモの皮をむいたことのある子は、大根はとっても剥きやすかったようです。

最近まふぃんに入ってきた子は、ピーラーってどうやって使うの?と周りの友達に尋ねて、恐る恐る皮を剥いていました。

 

 

皮を剥き終わったら一番大変な作業!

大根おろしです!

手を擦らないように、気を付けながら、しかし、力を入れて・・・

ドキドキする分、みんなの集中力は高まっていきます。

途中で疲れた~・・・と言い出すかと思いましたが、みんな口をそろえて

「まだやりたい!まだ力余ってるよ!」

と言って大根おろしに取り組んでくれました。

 

途中でのブレイクタイム・・・

先ほど、大根と一緒に収穫したカブも食べてみることにしました。

小さく切ってもらって、しょうゆをつけて食べると・・・

 

「あま~い!!」

「さっきは土のにおいがしたのに!」

カブは子ども達に大人気でした。

カブに群がる子ども達・・・

じゃあ・・・さっきみんながすりおろした大根おろしも食べてみる?

みんな、ニコニコしながらスプーンにちょっと盛られた大根を口に運びます。

 

「・・・・から~い!!」

びっくり&げんなりです・・・

 

「こんな辛い大根でお餅を作ったら、激辛餅になっちゃうよ~。」

一抹の不安を覚えながら、次の工程に移ります。

 

小麦粉と片栗粉を混ぜてぐるぐる・・・

小さなハンバーグにして、焼いていきます。

ここでも、いつもの小麦粉粘土とはまた少し違う感触に戸惑いながらも、頑張ってこねることができていました。

みたらしのたれをかけると・・・

ジュ~♪

とってもおいしそう・・・

 

子ども達は・・・

大根おろしは辛かったのに、焼いたら辛くない!

ということに気づき、美味しさと、辛くない事に2度びっくりしていました。

 

今回はおやつの時間に、いつもの小麦粉粘土とはまた少し違った感触にもチャレンジしてみてほしいと思い、だいこん餅を作ってみましたが

そのねらい以外にも、子ども達は五感をフルに使って、野菜の匂いや、味の変化、葉っぱの形,収穫した時と売られている時の形の違いなど、様々な気付きを得たようです。

私たちもハッとさせられるような気付きがたくさんある活動でした。今日の活動での子ども達の気付きを、今後の活動に活かしていきたいと思います。

 

 

 

次回は、ダイコン葉のふりかけ・・・が作れたらいいな~

まふぃん錦ヶ丘 岡田

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