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2023.11.24
ブログ
11月園長のつぶやき(錦ヶ丘)
今月は、日本全国から社会福祉法人の施設長が集まる研修に参加しました。
最近の社会福祉の動向はもちろん、財務管理や労務管理など施設を運営するための学びを深めることができました。
その中でも、社会福祉施設経営管理の講義の中で出てきた「SWOT分析によるクロス分析」はとても興味深いものがありました。
SWOT分析とは、Strength(強み)Weakness(弱み)Opportunity(機会)Threat(脅威)の頭文字をとったもので、企業や事業の現状分析をするときなどに使うフレームワークのことです。外部環境や内部環境の現状を分析し、方向性や改善点を見つけ出していきます。将来に向けてどのように対処すべきか、戦略的な意思決定を行う際に役立ちます。
少子高齢化や核家族化、価値観の多様性、生活不安の増大などを背景にした世の中の流れや、地域社会とのつながりなど福祉を取り巻く環境は日々変化しています。第二種福祉事業といわれる児童発達支援を、社会福祉法人で行う意義や強みを明確にし、地域特性や保護者のニーズにもいち早く対応できる施設運営を行っていきたいと思いました。
現在鹿児島市には300か所以上の療育施設ができています。上之園のまふぃんが開所した10年前は、まだほんの数える程度しか療育施設はなかったように記憶しています。
それぞれが特色を持った療育を行っています。そんな中で、まふぃんの強みは?私たちにできることは?今、必要とされる療育施設ってどんな所だろう?
子どもの育ちのために、行動の変化のためにまっすぐ突き進んでいる私たちまふぃんスタッフも、時には立ち止まり日々変化し続ける福祉業界の流れにも目を向けて、療育について、まふぃんについて分析し学びを深める必要性を大いに感じました。
そして、このSWOT分析。どこかで聞いたような?いつもやっているような?
そう!まふぃんスタッフが毎日行っている活動の「作戦会議」にとても似ています。
今日の活動のねらいは何なのか、子ども達にどうなってほしいのか、そのためにはどうするのか、私たちは毎日必ず作戦会議を行っています。子ども一人一人に将来どうなってほしいのかを思い描き、強みにも課題にもしっかり目を向けて一つ一つの行動を分析しながら今後も療育を行っていきます。
5日間にわたり研修施設に泊まり込んでの研修でした。
全国各地の施設長と毎日暑苦しいくらいに福祉について語り合い、とてもいい刺激を受けて帰ってきました。だいぶギラギラと暑苦しい私になっていると思います。
そして、やっぱり私はこの仕事がまふぃんが子ども達がスタッフが大好きなんだなと再確認できました。だって、施設管理の勉強をしながらまふぃんのこと、子ども達のことを考えているくらいですから。
まふぃん錦ヶ丘
施設長 吉村佳代
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