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2024.02.15

ブログまふぃん錦ヶ丘

変化にあわせて(錦ヶ丘)

児童発達支援の年少以下クラスには、昨年の夏以降に利用を始めた2歳の子ども達がいます。

初めの頃は泣いて、職員の抱っこや膝で過ごしたり、待つ事が苦手だったりと、遊ぶ前の段階だった子ども達。

気持ちを受け止めて、安心して遊びに向かえるように支援してきました。

様々な活動の中で、自分から遊びに向かうことができるようになった子ども達に成長と変化が見られるようになってきました。

 

新聞紙遊びでの子どもの変化

今回の新聞紙遊びのねらいは2つ。

①感触に触れる。

②周りの友達と同じ場所で遊ぶ。

 

感触に触れる

私たちは自分たちが小さかった頃に遊んだ自然の原風景を、室内で再現するイメージで環境作りをすることがあります。

たっぷりの新聞紙をスペースいっぱいに敷き詰め、さらにその上に新聞紙をふわっと何枚も重ねたり、凹凸をつけたり。

ふわふわの落ち葉や枯草がこんもりと山のようになっていたり、野道を歩くイメージで環境を作ります。

「どうぞ!」と活動ルームの扉を開けた途端、「わぁ!!」

一目散に新聞紙の山に顔をうずめる子どもたち。

両手いっぱいに抱え、上から降らせ、寝転がって全身で遊びます。

平面だった紙が丸められ、破られ、次第に柔らかくなっていく変化に触れて、存分に遊び込むことができました。

友達と同じ場所で遊ぶ

次に登場するのは新聞紙プール。

プールの中に柔らかくなった新聞紙を集めて入れ、より全身で触れることができるようにします。

遊ぶ様子を見ながら、プールの大きさを少し小さく調整し、こども同士の距離が近づくようにしました。

年少の子どもたちが関わって遊ぶ中、利用間もない子どもはまだまだ一人遊びが主です。

密集した場所が苦手なA君、抱っこで過ごすことが多いB君も一人遊びをしています。

しばらくすると、A君がすくっと立ち上がり視線を向けた先にはB君。

新聞紙をかき分けB君のところに行くと、小さな新聞紙ボールをB 君の前に差し出しました。

お互いまだ会話ができない2人ですが、職員は口を出さずに見守ります。

するとB君がそっと手を出してボールを受け取り、A君は又遊びへと戻っていきました。

時間にして数秒のできごと。

けれど、大きな1歩です。

一人遊びの世界に、お友達という存在が生まれた2人。

 

「友達と一緒の場所で遊ぶ」というねらいをたて、より近づいた距離で遊べるように環境づくりをしたのは、

「自分以外の他者と関わる」という、この姿を引き出したかったからです。

このような経験の繰り返しが、社会性への芽生えへと繋がっていきます。

 

新聞紙遊びの後は、絵本の時間。

遊べる時間が長くなり、集中力も伸びてきた子どもたち。

今回は、子どもたちの好きな、繰り返しのある言葉はそのままに。

けれど、文字数やページ数を増やした絵本を用意しました。

さて、ちゃんと最後まで聞けるかな?

 

途中で立ったり飽きることなく、最後まで静かに見る事ができました。

 

子どもたちの、目に見える日々の変化はささやかかもしれません。

しかし、振り返ると大きな変化や成長を感じます。

子どもたちの変化を見逃さないよう、今の姿にふさわしい活動内容やねらいをたてて、成長を後押ししています。

 

まふぃん錦ヶ丘 村山

 

 

 

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