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2024.06.29

ブログまふぃん(上之園)

感触遊びで育まれるものpart1

「これラクショーになったよ♪」

ある日、とある小学生が誇らしげな顔でこんな事を言いました。

手に握っているのは、捩じりに捩じって硬くなった新聞紙!

少し前まで、新聞紙を捩じることが出来ずにいたのに!

おおー出来るようになったんだね!と一緒に喜んだ時の、笑顔!誇らしげな様子に、私も嬉しくなりました。

 

そして、私もこんな事が子どものころはたくさんあったなあ…なんて、思い出がよみがえりました。

跳び箱が飛べなくて体育の授業が嫌になり、学校が嫌になり、跳べない自分が嫌になり……でもある日、跳び箱が飛べたことで体育の授業がちょっとだけ好きになりました。

小学校で過ごす中で、「出来ないから、したくない」「出来ないから、つまんない」という出来事は、今の子ども達にもたくさんあるのではないでしょうか。そういった出来事が、結果的に授業中に居眠りしたり部屋から飛び出したりすることにも繋がっていくこともあると思います。

 

まふぃんに来ている子ども達の中には、「出来ないから、したくない!」の気持ちが強く、態度に出してしまう子もいます。

その気持ちを持ったまま、苦手だと感じている事をやらせ続けるのはあまりしないようにしています。「嫌だな~」と思いながら取り組んでも、なかなか実にならなかったり、自分自身への自信を損なったりする可能性があるからです。

がんばってみよう!と思えるようになるための、心の土台作りがまずは大切かと思います。

そんな心の土台作りには、「興味・関心・意欲」の3ワードが紐づいています。この「興味・関心・意欲」は、保育所保育指針にもたびたび出てくるワードです。一昨年まで、保育園で働いていた私にとっては何度も聞いた言葉です。

 

▲なんだ、あれは…!?じっと見て興味津々。

 

 

しかし、まふぃんに異動してくるまでは、この3ワードが療育にとっても大切だとは思っていませんでした。一年間働いて、興味・関心・意欲って、大切だ~とひしひし感じています。

 

冒頭で紹介した新聞紙は、「感触遊び」でよく取り入れられている遊びです。

この遊びは、心の土台作りにとっても役立ちます。その内容については、また来月のブログで「興味・関心・意欲」と絡めて、紹介したいと思います。

どうぞ、お楽しみに。

 

櫻田

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