4月からまふぃん上之園に配属となった上薗です。以前から療育に興味がありましたが、初めてまふぃんの療育を見学した際、それまで私が思っていた療育とはまるで違うことに驚きました。「子どもたちに必要なことが凝縮されている。だから子どもたちが変わるのが手に取るようにわかる。私もまふぃんの療育に携わってみたい」。

私には息子が二人います。長男は社会人、次男は大学生となりもう私の手は掛からなくなりましたが、二人とも小学校時代に担任の先生から療育を勧められたことがあります。二人とも良くいえば個性豊か。客観的にいえば落ち着きがなく、集団生活は苦手でした。

結果として息子は療育には通わなかったのですが、それは私が療育についてよく知らなかったから。担任の先生の話に対して不信感を抱いたからでした。私が学校での様子を聞いても先生は「息子さんは変です。いや、とにかく変なんです」と言うばかり。何回話をしてもどうしたらいのかよく分からず、先生との話し合いの場はもう持ちたくないと伝えると、最後は先生に「お母さん、諦めないでください」と言われてしまいました。20年前と違って今は療育施設や相談できる機関がいろいろできました。今だったら私もまた違う選択をしたかもしれません。

3カ月経って思うこと

まふぃんではいつも、職員全員で子どもたち一人ひとりの伸ばしたい力について話し合っています。

一人ひとりが社会の中で生きていくために、どんな力が必要なのかを見極め、活動の計画を練ることに注力しています。その際、子どもの見立てや伸ばしたいポイント、活動内容について、違う角度から見た意見もポンポン飛び交います。子どもたちが楽しそうに遊んでいたり、集中して取り組んでいたりする活動も、綿密な計画があるからこそできることだったのです。

まだまだ覚えることもたくさんありますが、私も子どもたちと一緒に成長できるよう頑張ります。どうぞよろしくお願いします。

上薗