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2024.07.01

ブログまふぃん(上之園)

施設長通信 7月

先日、特別支援学校の高等部に進学したA君から、共研公園のゴミ拾いに誘われました。

どうしたの急に?

という、A君のお誘いを受け一緒にゴミ拾いに。

「公園にゴミ箱を設置できたら、みんなポイ捨てしなくなるのにね~」というA君に、「なんでゴミ拾いをしようと思ったの?」と尋ねてみました。すると昨年参加した、吉野町の社会福祉施設の集まり「さんさん会」の清掃活動に参加したことで、街を歩いているとゴミがたくさん落ちているのに気が付いたからとのことです。

 

3年前、私が出会ったころは通所してきても気が付くと部屋の隅にいるような印象の強かったA君。職員間で「社会性を身につけるには?」「積極性を養っていくには?」と模索しながら様々な支援を行ってきました。そのかいあってか、A君の積極性やコミュニケーション力は格段に上達し、今では小学生や中学生のお手本となることも増えてきました。

支援の1活動として参加したのが、「さんさん会」が毎年行っている公園の清掃活動です。各施設の管理者や職員、福祉施設を利用されている方が40名以上参加し、公園内の落ち葉や、道路や歩道のゴミ拾いを行いました。

また、ナガヤタワーで毎月2回開催される、「ナポリ通り子ども食堂」へお手伝いにも行っています。子ども食堂で使う合計18合のお米を洗い、お弁当を詰めるお手伝いもします。お手伝い先や地域の方から直接ありがとうと感謝されることや、体験を通して自信や積極性が養われているようです。

厚生労働省が出している「放課後等デイサービスガイドライン/放課後等デイサービスの提供にあたっての基本的姿勢と基本活動」の中に“地域交流の機会の提供”と記載されています。子どもの社会経験の範囲が制限されないように、積極的に地域との交流を図っていくことが目的とされています。まふぃんでは社会体験だけを目的とせずに、これから子どもたちが生きていく上で必要な力を、活動を通じて身につけてもらいたいと考えています。例えば、コミュニケーション力。挨拶を交わすことや、分からないことを質問するといったことも人と交わる際に必要となるスキルです。その他にも積極性等、社会で求めら  れる力を、私たちが支援できる今だからこそサポートしていきたいと思い、日々取り組んでいます。

放課後等デイサービスは18歳の誕生日を迎えるまで(その年高校を卒業するまで可)利用をすることができます。その後の進路はA型作業所やB型作業所といった福祉サービスの利用や、一般就職や進学と様々です。個々のスキルや経験値、社会性等の必要な力が養われると、今後の生活スタイルや進路の選択肢は広がっていくのではないかと思います。子どもたち一人ひとりが自分らしく、豊かな人生を送れるようするため、将来を見据えて今できる支援を行っていきたいと思っています。

 

施設長 伊集院

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