放課後デイサービスの子ども達が、まふぃんの近くにあるタイヨーにお買い物に行きました。

今回のお買い物は300円という決められた予算の中で、自分がまふぃんに来る一週間分のおやつを買うという夏休みならではのチャレンジです。

まふぃんでは、お集まりでその日の流れを伝える、何時になったら片付け等の声掛けをするなど子ども達が見通しを持って行動できるよう支援しています。今回のお買い物では、子ども達が少し先のことを見通して計画を立てたり行動するといった大きな成長と支援の効果を確認することができました。

成長した姿

小学5年生のA君は

「今週もう１回まふぃんに来るから、今回はあんまりお金を使わないようにする！」

と買い物に向かう道中で職員に意気込みを伝えていました。お店に着くと出来る限り安くて好きなお菓子を…という事でお菓子コーナーをくまなく探し回ります。お菓子の値段を見てどちらが安いか比べていきます。A君は1回目のお買い物では30円のお菓子１つを買いました。買い物から帰る時、「次の買い物ではアイスを買うんだ！」と嬉しそうに話します。

そして2回目の買い物の日、A君は残りのお金をしっかり確認して余りのお金がなるべく出ないようにとお菓子コーナーやアイスのコーナーを何度も行き来して探します。念願だったアイスと余ったお金でガムを買い、残金5円で無事にお買い物を終えることが出来ました。上手くお金を使えたこと、自分の立てた計画が大成功だったことを嬉しそうに話してくれました。

買い物を経験する意味

子ども達の中には計画的に動く事、見通しを持って行動する事が苦手な子もいます。A君もその中の1人で、学習への取り組みに時間が掛かってしまうため「ここまでは済ませて活動に参加しよう」と見通しを持って行動できるように支援を行っています。今回のお買い物を通して、計画的にお金を使う事ができたA君の姿を見ることが出来たので、毎日の生活や学校生活の中でも見通しを持って行動出来るよう支援していきたいと思います。

『小学1年生から6年生の子ども達が1週間300円で自分のおやつを買う』ことでそれぞれの年齢に合った金銭感覚や物の　価値観を理解することはもちろん、計画的に行動するということにも繋がることを感じました。今後も、楽しみながら子ども達がいろんな力を見に付けていけるように支援していきます。

まふぃん錦ヶ丘

米山