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2024.09.18

ブログまふぃん錦ヶ丘

防災教室 ~桜島大噴火~(錦ヶ丘)

吉野台地から見える桜島。
大正大噴火から109年たち、錦江湾海底のマグマだまりにはマグマが蓄積されて大噴火を起こしてもおかしくない状況があるのではないか、といわれています。
そこで、放課後等デイサービスの子どもたちと、桜島が大噴火した時の心構えや行動について知るための防災教室を行いました。

大噴火をイメージ

桜島の噴火する様子や大正噴火の写真、降灰で道路がかすんだ写真などを興味深く見る子どもたち。
今大噴火したらどうする?と質問したところ「遠くへ逃げる」という意見がでましたが、それ以外の発言はあまり出てきませんでした。
大人は噴火後の大変さを幾度も経験していますが、子どもたちの経験値は少なくイメージがわかなかったようです。

そこで、鹿児島市が作成した動画 「知る・備える・行動する“桜島の大噴火~その時あなたはどう動く?~”」を視聴しました。

 

動画視聴により、「軽石が落ちてくるかも」「車が動かなくなる」「電気もガスも水道も止まってしまう」ということを知り、大噴火後のイメージがわき、どうしたらよいか考えることができました。

 

そして、4年生のAさんが、8月の台風の時、停電になって大変だったことを話し始めました。

 

桜島の噴火による影響を台風の停電体験をもとに考える

台風10号の影響で吉野地区も停電になった家庭がたくさんありました。Aさんの発言をきっかけに、子ども達に停電のことを聞くと、「トイレの水が流れなくなった」「電気が使えず、真っ暗だった」「おばあちゃんの家に避難した」など次々に話してくれました。
そこで再度、桜島の大噴火が始まったらどうすればよいか?、とたずねると、「安全な所に避難する」「食べ物や水を持って逃げる」と具体的な意見が出てきました。職員が「ゲーム機は大事だよね、持って避難しよう」と言うと、「電気がないから使えないよ、もっと大切なものがある」と突っ込まれました。それから、まふぃんの非常用避難袋の中身をみんなで確認しました。「ラジオはなぜ必要なの?」と質問すると「情報収集するために必要なんだよ」と理由もつけて答えてくれました。すごい!


停電した経験をもとに「桜島の噴火が大変なこと」としてとらえ、災害が起きた時どうしたらよいか考えることができた子ども達です。

もし、災害が起こったら

まふぃんで災害が起きた時の行動として、子どもたちと確認したことは以下の通りです。
・大人の指示を聞いて、落ち着いて行動する。
・安全な場所に避難して、迎えを待つ。

また、家で一人の時に起こった時のことについても話し合いました。
・避難する場所を決めておくこと
・避難用袋の準備、お父さんやお母さんの連絡先を紙に書いておくこと
・近所の大人に頼ること
もしもの時に備えて家族で話し合い準備しておきましょう。

まとめ

自然災害はいつ何時起きるかわかりません。8月、放課後等デイサービスの活動中、震度4の地震がありみんなで避難しました。子どもたちは大人の指示をよく聞き、落ち着いた行動をし、身の安全を守る行動ができました。
これまでの避難訓練で適切な行動を知っていたからだと思います。

今回の子ども達とのやり取りを通して、困った事があったらどう行動したらよいか相談する力、自分で考えて行動する力を育てていきたいと思いました。

今後も安心して子どもたちが過ごせるように、定期的な訓練や話し合いの時間を作ってまいります。

まふぃん錦ヶ丘

末吉

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