小学１年生の子ども達は、漢字の勉強がスタートしました。

ひらがなは定着してきており、宿題も自分だけの力で済ませることができるようになってきています。

しかし、まだまだ文字を読むこと書くことに苦手意識を持っている子も多い為、楽しく学んでもらおうと、活動で文字を組み合わせて言葉を探す『言葉集めゲーム』を行いました。

１年生も高学年に負けじと、いろんな言葉を集め、大人顔負けの発想や色んな言葉もたくさん出てきた活動となりました。

言葉集めゲーム

まずは、ひらがなカードを使って、動物の名前をたくさん作りました。

１度使ったカードは使えないルール。少し難しいです！

「しまうまは、まを２回使うから無理か・・」

「だったら違うことばを作ろう！」

と、子ども同士で話し合いながら色んな言葉を探していきます。

高学年の子達は、短い名前の動物を次々作っていました。

いぬ、ねこ、くま・・

など、１分間で６個以上の言葉を作る事ができました。

たくさん作るコツを聞いてみると

「カードを減らさないように短いことばをたくさん作ればいいんだよ！」とこっそり教えてくれました。

ひらがなの数が減ると、その分言葉を作るのが難しくなる

ということに気づいていたようです。

さすが！高学年！

 

次は、お題に沿って文字数の多い言葉を作っていきます。

「いきもの」「白いもの」「おかし」の3つのテーマそれぞれ文字数の多い言葉を１つ作り、ひらがなカードの合計枚数を競っていきます。

まず「白いもの」では・・

どのグループも最初は「ホワイトタイガーが良いんじゃない？」とこそこそ。

しかし、カードを置いてみると・・

「あっ！イを２回使う。ダメじゃん」と気づいたようです。

その後は、ひらがなカードを並べては違う。もっと長いことばがあるはずだ・・と何度も何度もやり直し。

みんな頭をフル回転させていました！

ことばを完成した後は、ほかのグループに答えを見られないようにカードを隠し、準備万端。

「これは絶対勝てるぞ！」と自信満々な様子です。

 

さあ、お待ちかねの結果発表。

どんな言葉が出てくるのか楽しみです！

まずは「白いもの」

１グループ目の作った単語は「バニラアイス」

６文字より長いことばは出てこないはず。これは勝った！といった表情です。

２グループ目の作った単語は「オパビニア」

オパビニアって何だ？

子どもに聞いてみると、古生代の生物との事でした。

オパビニアを知らない私。子どもたちとネットで調べてみると・・

緑や赤色など様々！

白色ではないのではと思ってしまいましたが

「古生代の生物は色がはっきり分からないから、白だったかもしれないじゃん」との事。

たしかに・・。子どもの発想が面白かったので、今回はおまけで点数に入れることにしました。

最後のグループ。

自信のある表情をしていたので、発表を聞いてみると・・。

「ホワイトロッカー」の言葉を出してきました。

なんと、使ったカードの枚数は８枚！お見事です。

このグループは、長い言葉を作るのが得意な子たちが多く、おかしのお題では「チョコレートアイス」と答えていました。

ちなみに、職員も長い言葉を考えてみましたが、いくら頭をフル回転させてもなかなか言葉が出てこず・・。

子どもたちのひらめきはすごいな！と思いました。

 

まふぃんには、文字を読むこと書くことに苦手意識を持っている子もいます。

ひらがなを頑張って書くけれど難しい・・。もうやりたくない。

といった姿が見られるので、今回「文字集めゲーム」を行い、楽しみながら取り組めるようにしていきました。

宿題では「勉強したくない」と机に伏せてしまう姿が見られますが、言葉集めゲームは、ゲーム感覚で楽しめるので、どの子も意欲的！

「またやりたい！」「面白かった」と嬉しそうに話してくれました。

楽しみながら取り組んだ方が、やる気やモチベーションに繋がりますよね。

まふぃんの活動では、子ども達の課題に対してアプローチをしていますが、活動を計画する上でまず大事にしているのは、子ども達の「楽しそう」「やってみたい」の気持ち。子ども達が目をキラキラさせながら取り組む様子を見た時は、大人も嬉しくなります。

子ども達がどうやったら楽しみながら取り組めるのか、困りごとにアプローチできるのか、ということを日々考えて支援を行っていきたいと思います。

今度ことば集めゲームをする時は、どんなことばが出てくるのか・・。

とても楽しみです。

 

まふぃん錦ヶ丘

亀澤