お知らせ
2025.02.17
ブログまふぃん(上之園)
「興味・関心」のもつ力

今年度4月から利用している児童発達支援年中・長クラスのA君。この10か月で大きく成長した姿をお伝えしたいと思います。
A君は利用当初、動くことが好き、遊びにあまり興味がなく他の場所を見ていたり歌ったりする、その場にいることが難しい、密集した場所が苦手、気持ちの切り替えが難しい、といった課題を持っていました。
そんなA君に友達のしていることに目が向く機会が増えることで「興味・関心」を持つきっかけになるのではと考え、友達と同じ空間・同じマットにいてもらいました。
「興味・関心」を持てるようになると、なぜだろうと疑問を持ったり面白そう楽しそうと心ひかれ、そこから自主性や探究心が育ちます。
A君は活動をする中で不安や嫌なことがある時、または興味がない時にその場を離れてしまうことが分かったので、嫌なことや不安な気持ちから気持ちが崩れてしまう時にはその気持ちを100パーセント受け止めていきました。何度も繰り返し、落ち着いた時に同じ空間・同じマットの上に戻り、皆と一緒に過ごしました。興味がなく、その場を離れそうな時にも職員と一緒に座ってその場にいることを目標に支援していきました。何度もその場から離れようとして職員から止められては泣いての繰り返し。とにかく気持ちに共感して切り替えてを繰り返しました。
すると、だんだんとその場で落ち着く時間が増え、目の前の遊具に興味を持ち始めました。遊具で少し遊び、集中が切れると気持ちが外に向くことがあるので遊具の方に再び気持ちが向くように体の向きを活動の方へ向けました。また、友達の様子をじっと見る時間も増え、座っている時間も少し長くなってきました。その時に順番がくる、遊具で遊べる、できた!の繰り返しで段々と活動に参加できる時間も増えてきたのです。
この時から運動遊びでは登り降りする遊具に興味深々で、何回も繰り返し遊び、出来た時には満面の笑みが見られるようになりました。「できたね」とハイタッチをする時の笑顔がたまらないです。それと同時に失敗した時・遊具で遊べなかった時に泣いて気持ちを訴える姿も出てきました。
現在、A君は遊びに夢中でその場にいることはもちろん、待てる時間も増えました。友達とも同じ場所で遊べるようにもなってきてもいます。同じ場所で遊べるようになってくると次は友だちへの興味に繋がってきます。色んな友だちと一緒に遊べたり、もっと面白い遊びを発見したり。今後も子どもたちの「興味・関心」を引き出す支援を行っていきたいと思います。
まふぃん 松野
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