先日、そら豆をたくさんいただいたので中学生のYさんと調理をしました。

生き物や虫等、好きな事に意欲的で、ザリガニバスターズでは得意分野を発揮してくれたYさん。

普段の活動では友達に付いていく事が多く、面白い考えやアイディアを持ってはいるものの、それを発信することが少し苦手です。

Yさんの主体性や発信力を高めていきながら、自立に向けできる事を増やしていけるように、今回１人で調理をお任せしました。

経験の積み重ねが自信に繋がる

調理はほぼ未経験のため「もしかしたらやらないって言うかな…」と思っていましたが、声をかけるとちょっと興味がありそうな様子でやる気を見せてくれました。

そら豆の切込みやコンロに火をつける作業は職員が行う予定でしたが、Yさんが「やってみる」と言った為、やり方を伝えた後任せてみる事にしました。

最初は上手くできず苦戦していましたが、それでも諦めず最後までやり遂げる事ができました。

今回の調理では終わると思いきや、次の利用日も調理をしてくれたYさん。

今度はYさんから「やりたい！」と意思を見せてくれたので、職員全員驚きです。

さらに驚いた事は、職員が見守る中、前回のことを思い出しながら１人で最後まで調理できた事。

自信をもって取り組んでいるYさんを見て、とても嬉しく感じました。

ちょっと無理かな、まだ難しいかな、と思っていたのは大人の方で、Yさんの「やってみたい」からたくさんの力を見ることができた出来事でした。

まふぃんでは、お手伝い隊やクッキング等、様々な経験ができるようにしています。

初めてのお手伝いで緊張したり「できないかも」と不安になったりする子もいますが、その時は大人が少し後押しすることで、

頑張ってできた事が自信となり、「次もやってみたい」と意欲的な姿を見せてくれます。

また、経験を積み重ねていきながら、電話対応や料理スキル等身につけています。

お手伝いの依頼が来た時の電話対応も子ども達がしています。最初は大人と一緒に練習しながら、少しずつ自信をつけています。

これからも体験活動を通して、自信をつけていきながら自立への一歩を踏み出せるように支援していきたいと思います。

まふぃん錦ヶ丘　亀澤