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2025.10.24

ブログまふぃん(上之園)

「もっと遊びたかった!」

年少々・年少クラスは、9月から新しい友達が仲間入りをしてよりにぎわっています。4月から利用している子ども達も、利用当初に比べて自発性がでてきたと感じる部分が増えてきました。

今回はA君の成長とその支援についてをお伝えします。

利用当初は、遊びの途中で集中が切れてしまい別のものに興味を惹かれたり、友達と近づいて遊ぶことを苦手としていたりする姿がありました。慎重派でもあり、様子を伺いながら遊びに入ることもありました。

まふぃんで取り組んだことは、まずは遊ぶって面白い!と興味を持てるように遊びを展開したり、遊んでいる友達に興味が向くように遊びへ体を向けたりしました。また、人数に対して遊具の数を調整したりもしました。すると、遊びに向かえる時間が少しずつ増え、特に運動遊びの中でくぐる遊具がとても好きだということが分かりました。子どもの好きや楽しい、ワクワクする気持ちは遊びに向かう原動力になっていきます。好きな遊びからより興味を持って遊べるようにしたいと思い、くぐる遊具を展開すると、様子を伺いながらも友達がいても自分から近づいて入ろうとする姿が見られました。「くぐれたね~すごい!」と声をかけると、にこにこしながら何度も遊具に向かっていました。遠慮しがちなA君も回数を重ねる度、2・3人では遊べるようになりました。そこからより意欲がでてきて沢山の友達がいて遊ぶことができないと顔をしかめて怒る様子も見られました。怒るという感情が出てきたのは、好きや楽しいがより強くなったということ。その感情がもっと楽しい遊びを発見したり、友達の存在や考えに気付けたりするきっかけに繋がります。また、他の人から言われて何となく遊ぶ・する等受け身ではなく、自分の意思をはっきり持てるようになるための成長の途中だと思います。

A君の気持ちに共感しながら、どうしたら友達がいても遊ぶことができるのかを今頑張って探っているところです。意欲がでてきた分、活動が終わると「もっと遊びたかったよ~」と気持ちを言葉で伝えてくれるようにもなりました。

「もっと遊びたかった!」「やってみたい」という気持ちは、子どもたちの自発性が育ってきた証だと思います。

興味を持ち、遊びたい!となる自発性が大事だと感じたのは、受け身な子が多いと感じているからです。自分の内発的なものではなく、言われたからやる・与えられたからただこなすといった子どもたちも多く、もっと疑問をもったり、どうしてだろう?と自分で調べたりすることが少なく、指示されないと何もできない・考えない現状があるからです。

これからの子どもたちには、色んなことにワクワクや楽しみをもって、どんどん探求して失敗や成功を経験しながら、友達と仲良く遊んだり、考えを尊重できたりして周りの人と上手く生活していける自立できる子になってほしいと思っています。そのためには小さなうちから「こうしたい」「ああしたい」という自発性を育てていけるように、これからも支援をしていきたいと思います

 

松野

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