お知らせ
2020.06.15
まふぃん錦ヶ丘未分類
園内研修
NO RAIN NO RAINBOW
「雨なくして、虹はなし」という意味です。
先日から、梅雨入りして大雨の日が続いておりますが、梅雨明けの夏の暑い日を想像すると
雨降りのこの瞬間を今は楽しもうと思っています。
先日、6月6日(土)に社会福祉法人塔ノ原福祉会と学校法人吉井学園全体の園内研修を行いました。
第1回目の研修のテーマは
「子どもの人権擁護」
講師は、当法人の理事で児童養護施設 愛の聖母園でも指導員として長年ご活躍されている
川原園淳一さん。私や、統括の廣田も児童養護施設で勤務している時に大変お世話になった大先輩でもあり、今でも刺激を受けている中の一人であります。
さて、研修の初めに「社会的養護」いついて話をしていただきました。
以前、児童養護施設で働いていた際に、「社会的養護」について知ることとなり
また、「当たり前の日常」についても深く考える機会になりました。
児童養護施設とは、何らかの事情で保護者と暮らすことのできない2歳~18歳(現在は特例で20歳まで)の児童を保護し、養育する施設です。また卒園後も何らかの形で支援を行う機能も持っています。
児童養護施設を離れて数年たちますが、現在も連絡を取り合うM君について少しお話します。
M君は幼少期から高校を卒業するまでの16年間を児童養護施設で過ごしました。
私が出会ったのは高校1年生の春、それから卒園までの3年間を担当させていただきました。
兄弟のようにふざけ合い、保護者の代わりとして時には厳しく接した3年間。
高校の入学式や卒業式への参列、試合の応援、学校に呼び出しを受けた彼と一緒に指導を受けたことも今はよき思い出となり、会うとその話ばかりです。
現在は夢に向かって大都会で頑張っていますが、自分の生い立ちとしっかり向きあって頑張っています。
現在、児童養護施設では、地域小規模型のグルーホームや、ファミリーホームといった里親制度に移行しつつあり
地域の中で子ども達を育みましょうという取り組みもなされてます。
また、講話の中で「チームで支援する」ことの必要性についても話がありました。
児童養護施設内にも様々な専門スタッフがおり、生活を支援するスタッフ、家庭との再構築を支援したり、就職の支援・就職後の支援まで行うスタッフもおります。
まふぃん錦ヶ丘で働き始めて2年目。
子どもたちを取り巻く環境は変化しつつあります。それに伴い支援の輪(施設外との連携)の広がりも感じるところです。
まふぃんでは直接支援するスタッフが、就学先や就園先の先生方ともしっかり連携をとっております。
また、相談支援員や地域(子ども食堂)の方々と、子どもを支援するチームとして「健やかな子どもの育ち」という目標に向かい支援の輪も広げています。
見てるよ!と子どもを見守る存在
失敗しても、悔しい気持ちを受け止めてあげられる存在
頑張って成功したら一緒に喜ぶ存在
困ったら、悩みを一緒に解決する存在
子ども達が「よし、次頑張ってみよ」という自己肯定感が育むまで
「自分は大切な存在」と感じてもらえるよう
まふぃんスタッフ全員で
ひとつひとつ丁寧に支援を行っていきたいと思います。
これからやってくる少し先の子どもたちの未来を想像しながら
今後もこの「瞬間」の支援を大事にしていきたいと思います。
今が少し辛くても、支えになるものが周りにあると
きっと素敵な明日がくると信じています。
まふぃん錦ヶ丘 施設長 伊集院
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