お知らせ
2020.08.03
ブログまふぃん(上之園)未分類
これ上げる
これあげる
今年の梅雨は長かったですね。
ニュースで梅雨明け宣言があったその日、隣接するメディカルハウスの花壇である物を発見!
それは、葉っぱの上で見つけた〝セミの抜け殻〞でした。
同時にセミの鳴き声も聞こえ〝梅雨が明けたよ〞と知らせているようでした。
虫たちは季節を敏感に感じ取っているのですね。
7月の始めに〝取り合いからやり取りへ〞のブログで、最後には〝やり取りをしながら
一緒に見る〞事が出来たエピソードをお伝えしました。
ですが、
再びA君に変化が起きたのです!
どのような事なのか。
第2弾!のご報告をしたいと思います。
どうしてもA君(3歳)の持っている物が欲しいB君(2歳)。
他のお友だちが使っていても、取り合いになる事は少ないのに何故かA君の使っている物が欲しくてたまりません。
なので、引っ張り合いが始まりました。
しかし、前回と違った行動をA君がしたのです。
今度はどのような事が起きたのでしょうか・・・
それは新聞紙の時に起きました。
今回のねらい。
『友達と接近する事が出来る。』
『破く、丸めるなど新聞紙の感触を体で感じる』
です。
床一面に広げられた新聞紙を見た子ども達。
〝さあ!遊ぶぞぉ~!〞〝面白そう!〞と、わくわく感が伝わってきます。
子ども達は、
寝転がったり、潜り込んだ時の新聞紙の暖かさ。
上を歩いた時のガサガサという音
手をブルトーザーのようにしてかき集め、両手で持ち上げた時の感触や音。
この時に感じた新聞紙の硬さ、遊ぶうちに少しずつ柔らかくなってくる質感の変化。
子ども達は遊ぶ中で、全身を使い様々な感触を感じ取っていきます。
少し前までは寝転がったり、広げられた新聞紙の上を歩く事が多く見られていました。
ですが、最近は指先を使い丸める、お友だちに新聞紙をかけるなど
友だちを意識した姿も見られるようになってきています。
さて、前置きが長くなってしましました。
両手をブルトーザーのようにして、部屋の隅に運び持ち上げて遊んでいたA君。
何度も繰り返すうちに、新聞紙は〝しわしわ〞になってきました。
その中でお気に入りの1枚を発見!
顏にくっけたり、大事に持ち歩き遊んでいました。
それに気が付いたB 君。
楽しそうに遊んでいたA君の新聞紙が違う物に見えたのかな?
欲しい!と思いA君の所へ行き手を伸ばします。
突然、手を出されたA君はびっくり!
「ダメ!もう!」と言いながら引っ張り合い始まりました。
しばらく続くかな?と思ったその時。
A君が予想をしていない行動に出ました。
それは…
下に落ちていた新聞紙を拾い、B君に〝これあげる〞と差し出す姿。
これにはB君も思わね展開に『・・・』
貰った新聞紙で遊び始めました。
前回、取り合いをするうちに〝相手にも思いがある事〞に気付き、一緒に絵本を見る事が出来たA君。
取り合いをしながら前回の経験を思い出したのでしょう。
〝B君もこれが欲しいのだな〞という事に気付きました。
でも、これは渡したくない。どうしよう・・・
そうだ!これを渡せばいいんだ(下にある新聞紙)。とA君自身が気が付き行動に移す事が出来たのです
自己主張し取り合うだけでなく
〝友だちにも思いがあるという事〞
〝その状況に応じた適切な行動をとる(一緒に見る、近くにあるものを渡す)〞
このような経験を積み重ねが〝社会性〞に関わる基本的な力を身につけていきます。
まだ力の弱い小さい時に取り合いを経験する中で、気持ちに折り合いをつける、自分の感情のコントロールを学んでいきます。
それが人との関係を作り維持する力(社会性)に繋がっていくのです。
まふぃんが一番育みたいと思っている将来的な目標ですね。
子ども達はあらゆる経験を通して成長していきます。
その成長は年齢を重ねれば勝手に育っていくものではありません。
上記の通り、「経験」や「学習」を通して初めて「成長」に繋がっていきます。
子ども達が成長していくために「どのような」経験が大事なのかこれからも追い求めていきたいと思います。
まふぃん上之園
寺田
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