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2020.12.25

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うどん作り ~体験を通した学び~

 


うどん作り~体験を通した学び~

 

ある土曜日の放課後等デイサービス。

いつもは、感触遊びとして使ってる小麦粉粘土で

〝うどん作り〞をしました。

以前の活動中「これでうどんを作ってみたいな」

と、一人の子どもが何気なく言った事が始まりでした。

殆どの子ども達が、小麦粉で〝うどん〞が出来るの?と

半信半疑の表情をしていましたが、こねたり、踏んでいくうちに、

〝美味しいうどんを作ろう!〞と夢中になっていました。

 

未就学児クラスでも取り入れられている小麦粉粘土。

このクラスの子どもたちは、少しずつ水を入れる事で、

・様々な感触になれる。

・一つタライを一緒に使う事で、自分と友だちの

距離感を意識出来るようになる。

を目的として活動を組み立てています。

学童期に入ってくると同じ小麦粉粘土でも、

『これは、食べられるの?』『~したらどうなるのかな?』など

考える発見する意見を出し合う、実際に試す

事が入ってきます。

これは、『学び』『探求心』に繋がっていく大事な要素です。

今まで、だんご粉で〝フルーツポンチ〞を作った

経験のある子ども達。

ある日、

A君が「今度、小麦粉でうどんを作ろうよ」と提案してきました。

ですが、他の子どもたちは

「小麦粉で出来るの?」と不思議そうにしています。

 

では、出来るかどうかやってみよう!と

実際にやってみる事になりました。

〇生地を作ろう!

小麦粉に少しずつ水を入れて捏ねていくうちに

ポロポロになり、だんだん一つにまとまってきました。

次は、ポリ袋を2重にし、足で踏んで伸ばす、折りたたむ

を繰り返しました。

「うどんてこんな風にして作るんだね」

「知らなかった」

と、普段食べている物がどのようにして作られているのか

知るきっかけとなりました。

 

○寝かせた生地を切る

寝かした生地を伸ばしていきました。

職員の見守りの中、ゆっくり切っていきます。

生地は固かったのですが、根気よく切っていました。

○茹でる

茹で上がる前と、しばらくたった物、茹で上がった後を

比較。

「だんだん大きくなってる」「光っている」と

時間の経過ごとに変化していく様子に気が付いていました。

茹で上がったうどんは、〝煮込みうどん〞にして食べました。

麺が太かったり、細かったり、短かったり様々でした。

皆で2時間以上かけて作った〝うどん〞

頑張って作ったからか、いつもはお代わりをしない子も

おかわりをして食べていました。

 

いつもは、感触遊びとして使って入る小麦粉。

ただ、遊ぶだけでなく、

『○○したらどうなるのかな』

『何が作れるかな?』

など疑問を持ち、色々な方法を試したり、考える事で、

〝探求心〞〝好奇心〞に変わり、『学びに向かう力』に繋がっていきます。

いつも身近にある物(使っている物、遊びなど)に

不思議さや面白さを感じ〝こうしてみたい(みよう)〞

と思う事は、学習に興味や関心を持って

主体的に関わる事にも繋がっていきます。

 

探求心を持って考えたり、試したりする経験は

主体的に問題を解決する態度にもなっていきます。

 

まふぃん上之園

寺田

 

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