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2021.11.04
ブログまふぃん錦ヶ丘
感触遊び ~ まふぃん畑の土つくり と 小さな植物学者 ~
まふぃんの感触遊びは、小麦粉粘土や新聞紙遊びなど室内で行うことが多いのですが、今回は戸外での土を使った感触遊びの様子です。
「手や足を使って土の感触を感じること」と、「いつもと違う場所でも、指示を守ること」をねらいとしました。
まふぃんには感触遊びが苦手なお子さんもいますので無理強いはしませんが、楽しそうだからやってみようかなと興味をひくような「仕掛け」を準備しました。
いつもと違う場所や開放的な気分の中でもウキウキした気持ちをコントロールして、しっかりと指示を聞くことができたのでしょうか?
< 裸足で移動 >
玄関から土のあるシートの上まで裸足で移動する時にも、
足拭きマットのチクチク
コンクリートのひんやり感に道路の凹凸(デコボコ)。
目的地に着くまでの短い道のりに様々な刺激を足裏から感じられます。
いつもと違い広い場所。大きな土の山。玄関を出るとウキウキとした気持ちになっているのが伝わってきました。
でも、楽しくなって大きい声を出したり、走り出したりしたくなる気持ちを抑えて並んでシートまで移動できました。
< 土で遊ぶ >
「シートから土を出さない」
ひとつだけ指示(約束)を伝えて感触遊びが始まりました。
声にはならない声が聞こえて来そうですね♬
汚れを気にせずに足で踏んだり手を土で隠したりと楽しそうに遊んでいる子もいますが、はじめは周りの様子を伺ってなかなか土を触れない子もいました。
そのうちに一人の子どもが、
「あっ!何かいる!!」
と、土の中の虫を見つけると、
「見せて!見せて!!」
と土の中から出てきた生き物に興味津々。
「自分も見つけたい!」とどんどん土を掘る姿も見られました。
はじめは恐る恐る土を触っていた子どももさらさらした土の感触を感じることができてきたので、
「土のおかわりはいかが~」
職員が持ってきたおかわりは…
放課後デイサービスの子ども達が育てていたバケツ稲を刈り取った後の土です。
まふぃんの玄関先で育てていたバケツ稲を興味深く観察していたA君が、すぐにそれにきがついて土をほぐそうとしましたが、根が張った土は硬くてなかなかほぐれません。
指先を使って根っこの周りの土を取っているB君!かたい・・・
それを見た他の子ども達も一緒になって
バケツいっぱいに張り詰めた稲の根っこを手指をしっかりと使って根と土にどんどん分けていきました。
さあバケツ稲の土がほぐれたところで…
大きなプランターの登場です。
「プランターの、この線のところまで土を入れてね。」
みんなで協力して、チーム対抗土入れゲームのスタートです。
「どのチームが早く土を入れられるかな?」
と声をかけると、やる気スイッチの入った子ども達は、服の汚れも気にせずにどんどん土を入れていきます。
いつもは感触遊びを得意としない子どもも、ゲームとなったら話は別(笑)
負けるよりは勝ちたいそんな気持ちでどんどん土をプランターに入れていく姿が見られ、みんなが土の感触を十分に感じることができていたようでした。
< 野菜の種を植える >
プランターの土がいっぱいになったところで今回の主役の野菜の種の登場です。
いつもは放課後デイサービスのお兄さんお姉さん達が植えている野菜の種。
今回は、自分たちが植えることができるんだとちょっぴり誇らしい気持ちになったようです。
種をもらう間も期待をしながらしっかり待つことができています。
「わぁ小さい」
「こんな色なんだ」
と言いながら、小さい手にある小さな種を落とさないように撒いてくれました。
今回はあえてやり方伝えず子どもたちにお任せ。
様子を見ていると、経験のある子が指で穴を開けてからそこに種を入れていました。それを真似して植える子どもの姿も見られました。
たくさんの種まきもあっという間に終わり
まふぃんの玄関先に並んだ野菜のプランター。
次の日に、
「まだ、芽がでていな~い」
「いつ芽が出るのかなぁ」
とのぞきにくる子ども達。
今、まふぃんには、プランターをのぞき込み興味深く観察する姿が微笑ましい、小さな植物学者たちがたくさん来ています。
さて、どんな野菜が育っていくのかな?楽しみですね。
まふぃん錦ヶ丘 田尻
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