お知らせ

2023.05.10

ブログ

参加できたよ🎨(錦ヶ丘)

先日、児童発達支援のクラスで絵の具遊びを行いました。4月にまふぃんにやって来た子ども達にとっては初めての絵の具あそびです。

絵具遊びのような、汚れたり、感触を感じる遊びは、苦手…と感じる子も多い遊びです。

今回は一人ひとりがどのようにクレヨンやタンポを使って描くことができるのかや、汚れること、感触の苦手などのアセスメントをしながら活動を行いました。

はじめに1枚の画用紙を共有して、クレヨンで絵を自由に描いていきます。
勢いよくグルグルと描き始める子や、お母さんの顔を描く子、それぞれが取り組んでいる中でクレヨンに手が伸びない子もいました。通園先でもお絵描き遊びの活動になかなか参加することができないとのこと。

描けないのかな?描こうとしていないのかな?苦手な事があるのかな?色々な事を考えながら、自分から描き始められないか探っていきました。

隣で描いている子の勢いに押されているような様子もあったので落ち着いて描けそうな子の隣に場所を変えてみたり、「丸を描いてね」と描くものを伝えたり…

すると、そっとクレヨンに手が伸び、丸を描き始めることができました。そして、ゆっくりでしたが、目、鼻、口、眉毛を描いて、なんとも可愛らしいアンパンマンを描けたのです。

その後は、前を向けたタイミングでタンポを渡すと絵の具を塗り広げたり、手に絵の具をつけてスタンプにも参加することができました。

この子の場合は、感触が苦手で参加できなかったのではなく、周りの子の勢いに押されてなかなか参加できていなかったり、マイペースで、始めるのに時間がかかってしまったりしていたのかなと思います。また、職員に「○○描いて」とお願いしてくることもあったので、自分で描くのが恥ずかしい、失敗したくない、上手に描きたいなどという気持ちもあるように感じました。

 

絵の具や小麦粉粘土などの遊びに参加できないのは感触が苦手なのかも。と思い込んでしまいがちですが、できない理由はそれぞれ違うかもしれません。

例えば…
・楽しさが分からない
・そもそも、やり方が分からない
・着替えがしたくないからやらない。

以前まふぃんにも、服が汚れるのが嫌だから、小麦粉粘土はやりたくない。という子がいました。活動の中でも「ちょっとやってみようかな?」と思えるような工夫を取り入れながら感触遊びに取り組み、汚れて気持ちが崩れた時には気持ちを受け止めることを繰り返していくうちに「汚れても、着替えれば大丈夫」と言って、粘土遊びや園での泥遊びに参加できるようになっていきました。

児童発達支援ガイドラインの中に、『集団への参加への支援として、集団に参加するための手順やルールを理解し遊びや集団活動に参加できるよう支援する』と記載されています。まふぃんの小集団の中でできる事を増やし、子ども達にはお絵描きや折り紙を使った製作活動のみではなく、園庭での泥遊びや、鬼ごっこ、様々な活動に参加して自分を発揮できるようになって欲しいと思います。

今後も子供たちが「ちょっと苦手…」と感じていることは何なのかをしっかり見極め、スモールステップで、「なんてことない!楽しい」に変えていけるような活動をたくさん行っていきたいと思います。

まふぃん錦ヶ丘 岡田

お問い合わせ

児童発達支援事業所まふぃんのウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。 当施設に関するお問い合わせは、お電話にて受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

まふぃん(上之園町)

TEL 099-250-9361

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

まふぃん錦ヶ丘(吉野町)

TEL 099-210-7840

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

塔ノ原福祉会の採用・求人情報
私たちと一緒に楽しく真剣に働きませんか?採用情報はこちら