お知らせ
2025.05.09
ブログまふぃん錦ヶ丘
関わりの中で学ぶ(錦ヶ丘)

先日、3年生のM君と1年生の2人で、おやつに食べる食パンとジャムを買いに行くことになりました。
「何枚、食パンを買いますか?」という質問に「50枚!」と元気に答える1年生。
隣で「えーっと、今日は10人いるから10枚!」「お金とバッグもいる」とお手伝い経験のあるM君。
お店では買い物カゴを持ち、パンを数えながら2袋カゴに入れ1年生をリードしています。
ジャムは2人で好きな物を1つ選んでいいことになっていました。ジャムコーナーに行くとM君が1年生に「Y君、好きなの選んでいいよ」と優しく声をかけていました。ニコニコと嬉しそうにイチゴジャムを選ぶ1年生。
その光景を見て、2年前の場面が蘇りました。
優しさのバトン
M君が1年生の時、高学年のお兄さん2人と一緒に小麦粉粘土の活動をしていました。
サラサラの粉がタライに入った時、一人のお兄さんが「M君、遊んでいいよ」と声をかけ、M君はとても嬉しそうにサラサラの粉の感触を楽しみ遊ぶ姿がありました。1年生を思いやる子ども達の姿がとても印象的で今でも鮮明にも思い出すことができます。他にも、手を骨折して困っている子の靴下を履かせてあげる、高学年の児が大変な役割を引き受ける、困っていると声をかけて助ける姿など、相手を思いやる子ども達の姿をこれまでにもたくさん見てきました。
M君は自分がしてもらって嬉しかった事を、今度は自分が1年生にしてあげたように思います。
異年齢の関わり
放課後等デイサービスでは現在1年生から中学1年生までの子ども達が利用しています。
話し合い活動やお手伝いなど、様々な場面で異年齢の子が関わる場面を作っています。
自分の意見を伝える、相手の意見を聞く、協力する、時には意見のぶつかり合いもあります。関わりを通して、様々な価値観があることを学んでいきます。多様性を受け入れることは、自分を大切にすることにも繋がります。自分も相手も尊重して、持っている力を発揮していける子になって欲しいと思っています。
低学年児が高学年児のする様子を見て真似る姿や、高学年児が年下をフォローし、役に立てた、喜んでもらえたという自信や意欲を持つ姿を見ていると、社会性は他者との関わりの中で学んでいくものだと改めて感じています。
これからも大人が主導して「させる」のではなく、子ども達が関わる場面を大切に、自らの力で社会性の基礎を獲得できるように支援していきます。
まふぃん錦ヶ丘
村山
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