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2025.06.09
ブログまふぃん(上之園)
気づきと我慢

まふぃんでは、大人しくて自分の気持ちを素直に表現できない子や我慢するのが苦手な子などいますが、なかには感情のコントロールが上手くできず、周囲への接し方や言葉遣いが強くなってしまう子もいます。
Aさんは普段から感情をストレートに表現する所があり、思い通りにいかないことがあったり普段関わりの少ない相手と協力したりする時に「こいつとするの嫌だぁ」と言って「お前が悪い!」と相手を責める言い方になってしまうこともありました。
しかし、以前Aさんと話をした時に「言ったらいけないけど、言っちゃう…」と胸の内を教えてくれることもありました。
頭の中ではどうしたらいいか分かっているけど、ストレートに表現してしまい、我慢することが難しい様子。そこで、活動の中で自分の言動に気づいて我慢する力がつくような遊びを行いました。
結果からの気づき
この日の活動は、協力しながら積み木を積み上げ、高さや置いた量で勝敗を決めるゲーム。達成度に応じてチームごとに点数をつけ、合計点数で競うようにしました。
自分の言動に気を付けて周囲と関わってほしいという思いから「『お前』とか、『いい加減にしろ』とか言われたら嫌だよね」と話してからゲームを始めました。
早速協力して積み上げていきますが、相手がAさんの思った通りに動いてくれない事から、つい嫌な思いをする言葉を使ってしまいました。
結果は高く積み上げて成功!だったものの、相手が言ってもらうと嬉しい言葉ややり取りをしていたチームに得点を上乗せするようにしました。
「えー!なんで??」と怒る姿もありましたが、ゲームを続ける中で、自分の発言がどういう結果に繋がるか学んだAさんは、職員に言われなくても少しずつ自分の言葉をコントロールするようになりました。
イライラが募る場面でも、言いそうになったところで言葉を飲み込み、「そこに置いて」と感情を抑えてしてほしいことをちゃんと伝えるようになっていきました。
ゲーム終盤で同様の発言があり、再び悔しい思いをすることもありましたが、怒ることなくグッと堪える様子がありました。
Aさんが暴言をやめようと意識して行動を変えられたのは、自分の発言の結果がどうなるかに気づき、我慢することができたからだと思います。
遊びの中での経験を通して、Aさん自身が言葉が与える印象に気づき、今後も感情をコントロールしながらその場に適した言葉を相手に伝えられるよう、これからの成長を見守っていきたいです。
まふぃん 今屋
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