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2025.08.22

ブログまふぃん(上之園)

保育所等訪問支援を行いました

まふぃんでは、児童発達支援と放課後等デイサービスのほか、保護者のご希望があれば保育所等訪問支援も行っています。子どもたちが通う園や学校へ職員が足を運び、そこでの過ごし方や行動を実際に見せてもらいます。そして園や学校の先生方と一緒に子どもたちの成長や課題を確認した上で、統一した支援を行うための情報共有を行ったり、具体的な支援方法について話し合ったりしています。

集団生活の中での子どもたちは、家庭とは違う一面を見せることがあります。それと同じように療育という小集団での姿と、園や学校といった大集団の中で過ごす姿にも違いがあることがあります。訪問支援を行っていろいろな視点から子どもたちを見ると、新たな課題や支援のヒントが見つかることがあります。

ちなみに「保育所等」という名称になっていますが、訪問支援は保育園や幼稚園、こども園をはじめ小学校や中学校、高校、特別支援学校、児童クラブ、乳児院、児童養護施設など子どもが集団生活を送る施設を対象としています。

先日、訪問支援に行ったときのことです。先生が話すのを注目して聞いている子どもがいる一方で、席に着かず走り回っている子どもがいます。よく見るとまふぃんに通っているAさんです。Aさんが着席しようとする様子は一向に見られませんでしたが、私が見ていることに気付くとハッとしたような表情になり、その後自分から着席することができました。

「ちゃんと座っていることができない」という課題に対しても、指示の理解ができないのか、場面が切り替わったことに気付きにくいのか、他のものに気を取られてしまっているのか等、理由はいろいろ考えられます。そしてその理由によって支援の方法も変わります。

この日はその後、職員がAさんの側につき、先生が指示を出す方向に体の向きを変えたり、Aさんが離席をしそうになると今は座っている時間であることを伝えたりすることで、時間内は着席していることができました。

大集団での姿を確認した後は園や学校の先生方にフィードバックを行います。先生と一緒に確認したAさんの課題は「指示が通りにくい」「授業中、席に座っていることが難しい」の2点。そして「先生の指示を聞くことができる」「授業中に座っていることができる」を統一した目標としました。まふぃんで行う具体的な支援としては「職員が話をする際は、一度注目を集めてから指示を出す」「話をする方向に体の向きを変える」とし、ちゃんと聞いていたときや指示通りに行動することができた際には認める声掛けをし、望ましい行動が定着するようにすることとしました。

子ども達に必要な社会性を身に付けるために、まずは小集団の療育でできることを増やし、さらに園や学校といった大集団においてもスムーズに過ごせるよう、これからも園や学校と連携を取りながら、統一した支援を行っていきます。

まふぃん 上薗

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